こんにちは、児玉です。
今回のmaru塾国語ブログは、石川県公立高校入試における過去3年間の国語についての分析です。
対象は、令和3・4・5年度の入試です。
2023年3月に実施されたのが、令和5年度の入試ということになります。
さて、一般的に複数年度の入試問題を分析するというのは、年度による出題パターンの違いを洗い出すということになると思います。
しかし、皆さん既にご存知かと思いますが、石川県公立高校入試の国語は、その出題パターンがほぼ固定化されています。
特に、今回取り上げる令和3〜5年度は全く同じです。
大問1 漢字の書き取り4題と読み取り4題
大問2 物語文
・単語の抜き出し
・短文の抜き出し
・指示語の説明
・登場人物の心情の選択
・30〜80字程度の記述(文章内の言葉の意味や理由など)
大問3 説明文
・接続語の選択、穴埋め
・文章中の言葉の説明
・指示語の説明
・単語の抜き出し
・短文の抜き出し
・40〜80字程度の記述(文章内の言葉の意味や理由など)
大問4 古文・漢文
・現代仮名遣い
・主語の特定
・言葉の意味(選択)
・部分的現代語訳・説明
・送り仮名・返り点(漢文)
大問5 200字程度の課題作文
令和5年度の大問4の漢文も、問題文そのものは書き下し文ですので、実質的に古文と言って良いかと思います。
ということで、この3年はほぼ同一パターンでした。
そこで、この3年の国語の受験者平均点を見てみますと、
令和3年度 60.1点
令和4年度 54.7点
令和5年度 59.3点
と多少の変動がありますが、3年分に共通することは、ズバリ、どの年度も5科目の中で国語の平均点が一番高いということです。
これはなぜか。
それは、大問1、大問4、大問5でかなり得点できているからだと思います。
とは言っても、決して問題が簡単ということではないですので、楽観は禁物です。
つまり、5点程度の平均点の年度間変動は、主に大問2と大問3の難易度の差によるものと思われますが、受験生であれば、漢字の書き取り・読み取りは当然のごとく十分に演習しているでしょうし、古文も年度によって問題の題材が違うとは言え、難易度はそれほど変化ありません。
課題作文もそれが出題されることはもうお決まりですので、全受験生もそれなりに対策をしているため、他の科目ほど平均点を落とさないのです。
つまり、逆にこれら漢字・古文・作文で大きく差をつけるのは難しいのです。
となると、やはり大問2と大問3の長文読解で点を落とさない、取りこぼさないことがとても重要になってきます。
それ故、我々maru塾講師陣は、日々の演習において、国語読解問題に力を入れ、演習問題の赤ペン添削で、問題を真っ赤にしているのです。
令和5年度の国語の詳細な分析は、【石川県公立高校入試分析】国語入試の分析< https://marumarumaru.net/955/ >を、課題作文については、国語「作文の書き方」< https://marumarumaru.net/982/ >を読んでください。
塾生全員が国語入試問題で平均点を大きく超えられるよう、maru塾の赤ペン講師陣が徹底的に添削します。
ではまた。
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