兼六中3年生第1回実力テスト 科目別の感想

勉強法

こんにちは、村山です。

今回は先日行われた、兼六中学校中3生の第1回実力テストの分析と科目ごとの感想を書いていきます。

まずは各科目の感想から。

分析はこの後アップしますね。

国語

平均点は60.6点。

平均点だけ見れば、可もなく不可もなく、といったテストです。

ですが、生徒に聞いたところどうやら新研究の文章がそのまま出題されたようです。

そう考えると、もう少し高くてもよかったかもしれません。

中間テストとの間が短く、あまり勉強できなかった子も多かったこともあってのこの平均点なのでは、と思います。

一度でもやって答え合わせ、解き直しまでやった子は、高得点をとれたのではないでしょうか。

ただ、今回のように、テキストそのまま出すといったテストはまれです。

今後の実力テストや石川県総合模試、入試といった問題に備えるのであれば、初見の文章を読んで解く、といった練習は必要です。

ですので、今回高得点だった子も油断しないようにしましょう。

数学

今回の実力テストの範囲は、中1の学習内容だったこともあり、問題の難易度はそこまで高くはなかったかと思われます。

ですが、平均点は46.5点。

この平均点の低さは、金沢市統一テストとよく似た出題のされ方だったのも関係しているかと思います。

金沢市の統一テストは全8問あり、大問1が計算等の小問集合、大問2以降が各単元の文章題といった形式です。

文章題が多いのでどうしても時間がかかってしまい、初見だと時間が足りなくなる子が多いです。

今回の実力テストは、この統一テストと似たような形式だったために、各問題に時間をかけすぎてしまい、解き切れなかったり、見直しの時間が取れなかったりした子が多かったのでは、と考えています。

maru塾の子も口をそろえて「時間が足りなかった」と言っていました。

これから先、テストの時間配分も意識していく必要はあります。

併せて、計算問題の精度とスピードも鍛えていきましょう。

特に最初の小問集合で落としている子は要注意です。

この夏で計算力を鍛えることをおススメします。

英語

平均点は46.3点。

グラフの分布を見ていると、50点以上が約110人に対して、50点未満が約170人。

英語が苦手な子が多い学年かな、と感じました。

今回の実力テストでは、リスニング以外は適語補充、並び替え、英訳の問題が中心でした。

それらの問題で時間をかけすぎてしまい、最後2問の長文を読む時間が無くなった、との声が一部の生徒たちから聞かれました。

時間が足りなかったと感じた子は、単語や文法を改めて復習しましょう。

適語補充や並び替えに時間がかかる=文法の知識がまだ不十分

ということです。

入試では長文問題が中心となります。

ですが、単語や文法が不十分なまま長文の問題を練習しても、できるようにはなりません。

なので、今回のテストが振るわなかった子は、単語文法の見直しはマストです。

理科

平均点は56.3点。

大問構成こそ公立入試や模試とはちょっと違ってましたが、難易度は近いと感じました。

範囲は中学1年生で習った単元が中心だったので、解けなかった問題、間違えた問題はしっかり見直しをしておいてほしいところです。

特に最初の小問集合。

間違えた問題の単元は要チェックです。

これから先、入試の過去問や模試で記述問題を解く機会も増えてきますが、まずは語句問題をしっかり答えられるように。

苦手単元を作らないことが高得点につながります。

社会

おそらくほとんどの子が今回の社会でやられたのではないでしょうか。

平均点は36.6点。

約170人、3年生全体の60%が40点未満という恐ろしいテストでした。

ただ、このテストもデタラメに難しかったわけではないと思っています。

範囲も理科と同じく、中1範囲が中心。

それでここまで平均点が低くなった理由は、私が思うに2つほどあります。

まずは、問題の構成。

今回の形式は公立入試と同じ大問6個の構成。各大問の文章量や記述問題のバランスもかなり公立入試に寄せて作成されています。

この形式にまだまだ慣れていないために時間がかかった生徒が多かったのでは、と思います。

もう1つは、記述採点の厳しさ。

生徒の答案を見せてもらいましたが、なかなかに採点が厳しいです。

大筋はあっていても、細かく書かれていなければ0点、入れるべき語句が1つでも抜けていたら0点、という感じです。

厳しすぎ!と文句を言っていた生徒もいました。

ですが、特に上位校志望であれば、この採点基準に慣れておいた方がいいです。

言わずもがな、上位校であればあるほど採点基準は厳しくなります。

普段のテストでは〇がもらえたり、途中点がもらえたりする回答でも、容赦なく×を付けられることも多いでしょう。

ですので、この厳しい採点を付けてもらえる兼六中生はある意味ラッキーです。

この基準に慣れていきましょう。

まとめると、今回の社会については、落ち込みすぎる必要はありません。

ただ、このレベルの問題が入試に出るということは意識しておいてください。

正確な知識を身に付け、過去問等で同様の問題に慣れていくことが大切です。

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