【石川県公立高校入試分析】国語入試の分析

泉丘高校・二水高校受験

公立高校入試、まずは国語ん分析からいきますね。





大問1【漢字】
問1:読みの問題4問
問2:書きの問題4問
難易度も問題数も形式も例年通りです。

大問2【物語文】
問1:語彙 普通レベル
問2:40文字記述
問3:語彙 普通レベル
問4:抜き出し
問5:記号問題(読解)
問6:80文字記述
高校生の「楓さん」が所属する弓道会でのお話。道具を一式そろえることで、今までいい加減にやってきた活動に対し、少しずつ、同級生の前田さんにも教えられながら真摯に向き合い始める様子を書いた文章。記述の文字数がそれぞれ多いですが、答えは線部近くに書いてあるので、そこに気が付けばレベルは全体的に普通レベルであると思われる。

大問3【説明文】
問1:接続語の選択問題
問2:(1)表現技法
   (2)抜き出し
問3:60文字記述
問4:抜き出し
問5:70文字記述
問6:文章補充場所を答える問
問3の記述が難しい。なぜなら、線部と答えの部分がかなり離れているからです。線部や設問からキーワードを見つけ、そのキーワードが書いてある部分を見つければいけませんが、説明文によくある「逆接の後に要点あり」のセオリーに沿って探せば、見つけやすかったかもしれません。意外とひっかけなのが、問2の(1)。多くの子が実は間違ったのでは、とにらんでいます。

問4【古文】
問1:漢文の返り点
問2:主語を答える
問3:省略された助詞の補充
問4:現代語に訳す
問5:鑑賞文の穴埋
「世説新語」より出題。登場人物が3人(2人と盗賊団)なので、誰がどの台詞を言っているのかをしっかり掴みながら読まないと大混乱という古文の典型的な問題です。台詞の主語さえ押さえられれば、読みやすい古文であったのではと思います。

問5【作文】
外来語に関する自分の経験と、それに伴う自分なりの心がけについて200文字程度で書く作文です。例年の資料読み取りではなく、とてもシンプルな形式です。比較的書きやすかったのでは?ただ、書きやすすぎて文字数オーバーとなり、そこで時間が取られたという子もいたかもしれません。



【総評】

ついに文法問題がゼロになりました。最近減少気味で、2~5点でしたが、ついにゼロに。過去にも1年だけありましたが、今年はゼロ。やはりそんなに力を入れて勉強しなくてもいい単元です(高校古文を考えると必要になりますが)。

逆に、今まであまり出ていなかった表現技法が出たり、語彙問題が2問あったり、ちょっとだけ変更点も。大きな変更点ではありませんが。

記述問題も、文字数は確かに多いですが、答えの書かれている場所に関しては、セオリー通りに探せば見つかります。答えを「考える」のではなく「探す」という姿勢で普段から勉強できていれば、答えを見つけやすい記述問題だったのでは、と思います。ただ、それでも大問3の問3は難しかったのでは、と思います。

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