こんにちは、村山です。
令和6年度公立入試合格者平均点について、今更ながら書いていきます。
国語・・・67.2点(+7.9)
社会・・・41.1点(-0.8)
数学・・・51.1点(+6.7)
理科・・・52.0点(+1.2)
英語・・・48.0点(-2.2)
合計・・・259点(+12)
※()内は令和5年度入試との差
令和5年度と比べて、国語と数学の平均点が大きく上がりました。
特に国語は、2010年以降で一番高い平均点です。
昨年度の中3生も、80点台以上の子がバンバンいました。
もともと、そこまで平均点は低くならないだろうと予想はしていましたが、それにしても高いです。
実は、国語という科目は、他の科目と比べて平均点が高くなりやすいです。
過去10年分の平均をとると、数、英、社は47~48点、理科は約51点です。
それに対し、国語は約56点。
2010年からのデータで見ても唯一、平均点が50点を下回っていません。
・・・ここまで見ていただいたお母さんお父さん、こう思いませんでしたか?
「じゃあ、国語って簡単なのでは?」
「時間を割いて勉強しなくてもよくない?」
断じて違います。
以前、石川県総合模試における、上位校志望者の平均点と全体の平均点との差異をまとめたブログを書きました。
ここでも書きましたが、平均点+20点をとるのが一番難しいのは国語です。
泉丘志望の受験生で平均をとると、他科目は全体平均+20点ほどになるのに対し、国語は+12~15点くらいになります。
公立入試の結果では、高校ごとの各科目の平均点までは出ませんが、似たような結果にはなると思います。
国語の平均点が高くなりやすい原因としては、
・問題の形がほとんど決まっていること
・漢字や語彙の問題など、得点しやすい問題が必ずでること
・中間点による加点が比較的得られやすいこと
などが挙げられます。
なので、平均点をとることはそこまで難しくありません。
ただ、そこから点数を伸ばそうと思うと大変なのが、国語なのです。
平均点+20点をとるためには、
・選択問題を8割以上正答
・複数の記述問題での完答
・作文の完答
などが必要になります。
これらはちょっと練習したくらいでは、全く取れるようになりません。
読解力、記述力が必要不可欠です。
昨年度の入試でも、60点台、70点台の子は非常に多かったのではないかと思います。
ただ、80点以上になると、ガクッと減るのではないでしょうか。
平均点をとることはそこまで難しくないが、それより上をとるのが難しい。
それが国語という科目です。
上位校を目指すのであれば、絶対におろそかにしてはいけません。
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