【国語】意味段落・場面分けの重要性

こんにちは。maru塾の原谷です。

国語読解をしている中で、小中学生の皆さんから多く聞かれる悩みに、こんなものがあります。

「一読してから問題を解くのだけれど、どこに何が書いてあったか、全然覚えていない」

「何回も文章を読み直すことになり、気がつけば時間が経っている」

あるあるですね。特に中3生のみなさんは、石川県総合模試や実力テストなどで同じような思いをした人が多いのではないでしょうか。

さて、このような悩みを解決する、またはこのような悩みを抱えないようになるために必要なスキルを、これを読んでいる人だけに伝授します。

…といっても、実は小中学校の国語の授業で、必ずと言ってもいいほど実践していることです。

さて、どんなスキルか、分かりましたか?

正解は、「意味段落・場面分け」のスキルです。

小学校入学時から、各単元の始めに、説明文では意味段落ごとに、物語文では場面ごとに分けます。

これは、文章全体を大きく分けて、後から読み返しやすくするための重要な行いなのです。

例えるなら、実用書を読むときに、付箋を貼ったり、折り目を付けたりして、後から大事なところを読み返しやすくするようなものです。

「ここまでは、○○についての具体例。ここからは、○○についてのまとめになっているな。」

「場所と時間が変わった。ということは、場面が変わったな。」

などと、内容を大きく分けながら読むことが、後に設問を解く際に”答えが書かれている場所”にいち早く辿り着くための近道になります。

ちなみに私は、意味段落や場面の切れ目に線を入れて分けながら読んでいます。

このスキルは、学校授業でもトレーニングしていますが、一朝一夕で身につくものではありません。また、授業中の段落分けや場面分けを、人任せにしている子には、絶対身につきません。

自分なりの根拠をもって、自分の考えで意味段落・場面分けを行っていくしか、このスキルを身につける術はないのです。

ですから、国語読解をするときには、必ず意味段落分け・場面分けをしながら一読し、設問に答えるためのサポートを自分自身でできるよう、日頃からトレーニングすることをオススメしますよ。
10月17日 14:30

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