総合模試結果から見る国語 ~上位校志望ほど国語が苦手?~

国語の勉強法

こんにちは。村山です。

先週末、第6回石川県総合模試が行われました。
第6回は一番受験者が多くなり、昨年も県内受験生の4分の3ほどが受験しました。
ですので、出る判定もかなり正確なものとなります。
maru塾でも来週の水曜日以降に結果が届く予定なので、届き次第返却し始める予定です。

さて、この模試のデータを元に、少し注目してほしいデータがあります。
下に、第5回総合模試の各教科の平均点と、泉丘高校普通科志望者(志望校判定に泉丘高校普通科を記入した受験生)の平均点を載せます。


第5回総合模試平均点

国語 60.4点
理科 56.7点
英語 43.6点
社会 57.8点
数学 49.1点
合計 267.5点

泉丘高校(普通科)志望者平均点
()内は偏差値

国語 72.9点 (59)
理科 77.3点 (61)
英語 64.7点 (62)
社会 79.0点 (61)
数学 69.8点 (61)
合計 363.7点 (62)

ご覧の通り、国語だけ偏差値が60を切っています。
これはどの回も同様の傾向が見られます。 合計平均の偏差値は大体62前後なのに対し、国語は59前後と、合計の偏差値より2~3低いことが常です。

さらに、この第5回に至っては、国語と理科、社会の平均が、泉丘高校志望者と全体平均で逆転しています。 他の教科は大体+20点以上になっているのに、国語だけ+12点ほどです。
さすがにこの逆転現象が毎回起こるわけではないですが、どの回も国語は平均+15点以内になることがほとんどです。

国語と理社の点数の逆転は、今回の泉丘高校理数科や、金大附属高校志望者の平均でも見られます。
二水高校や桜丘高校志望者の平均においても、国語の平均が社会を下回っています。

これらのことから言えるのは、

上位校志望の子ほど国語が苦手な子が増える


ということです。

その他の科目、特に理科社会については、上位校志望者はきっちりと仕上げてくる子が多いです。
過去に、泉丘高校や二水高校に合格した受験生を思い返しても、国語以外は安定して平均+20点前後を取ってくる子が大半でした。



それに対し、国語については最後まで苦手なままな子も多かったです。
私自身、国語に対しては苦手意識を持っていましたし、最後まで足を引っ張られました。
伸ばしにくく、できるようになったという実感が得られないので、最後まで後回しになるのでしょう。

上位校志望ほど国語が苦手な子が多い、ということは国語ができるようになれば、十分な武器となります。
特に中学2年生。 3年生になると、知らない文章を読んで解く機会というのが圧倒的に増えます。

この冬、国語を得意にしたい、なってもらいたいのであれば、maru塾の冬期講習へご参加ください。 冬休み明けの実力テストや3年生最初の実力テストでいい点を取り、弾みをつけて受験生になりたいのであれば、ぜひこの冬、一緒に頑張りましょう。

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