「計算を残せ」の意味

こんにちは、児玉です。

日中は暑い日も、夜にはめっきり涼しくなりました。
そして、あっという間に9月も終わりに近ずいてきました。
2学期中間テストが迫っている皆さんは、テスト対策に勤しみましょう。

さて、算数や数学の問題を解く際、「計算も書きなさい」とよく言われませんか?
テストの答案と演習問題とでは、「計算を残せ」の意味合いが少し違います。

テストでは、直感によって偶然答え(数値)が合ったのではない一種の証拠となります。
もちろん、それ以外に意味が無いわけではありませんが、解答欄に計算を書くスペースが指定されているにもかかわらず計算が残っていない場合、答えが合っていても、時には点数がもらえないこともあります。

次に演習問題を解く場合。
このときは、解答にたどり着くまでの自身の思考の記録となります。
もし答えが違っていた場合、この記録を点検することで、どこで間違ったか、どこでつまずいたかが判る貴重な情報原となり得るのです。

ですが、この「計算を残せ」に対して、解答スペースのあちこちに、チョコチョコっと筆算などの計算メモのようなものを書いている生徒が多いこと多いこと。

どのような流れで計算が進んでいったのか分かるように、正しく等号で結んで書いて欲しいところ、等号無しの孤立した式がポツポツと書き散らかしてあったり…。

それと、例えば円周率πが絡む問題だと、円周率を除いた数値だけの計算が書かれていて、答えでいきなりπが登場するとか。

「ケアレスミスが多くって」と嘆く人は、だいたいこんな感じの計算欄ですね。
そして、それはケアレスミスではなく、面倒くさがりが導いた当然の帰結としてのミスです。

というわけで、正しい計算の残し方を心掛けましょうというお話でした。
本日は、少し厳し目の内容でしたでしょうか。

それでは、また。

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