語彙力向上にはマンガから

こんにちは。質問大好き、maru塾の村山です。

語彙力を鍛えるうえで壁になりやすいのが、慣用句、ことわざ、故事成語。
国語の添削中でも、こちらが意味を尋ねると、言葉に詰まる生徒も少なくないです。
「断腸の思い」と答える問題で、多くの生徒が間違えていたのには少し驚きました。

ただ、こういう言葉が身についていないのも無理はないと思っています。
普段使わない、使う機会がない言葉はなかなか覚えられません。
あまり車に乗らない人がうまく運転できなかったり、普段料理をしない人が包丁をうまく使えなかったり、それと同じです。

じゃあどうやって覚えればいいのか。

私がおすすめするのは、マンガです。
語彙力系マンガのいいところは、その言葉を使う場面がセットで描かれているところです。
イラストやセリフがあることで使う場面もイメージしやすく、使う場面が分かれば、自然と意味も理解できるようになります。
参考書などにも例文はありますが、それだけだとイメージしづらいですよね。
個人差はあるかもしれませんが、文字だけの一覧や表とにらめっこして覚えるより、頭に残りやすいはずです。
故事成語であれば、その言葉の元になった出来事、ストーリーが描かれているはずです。
このストーリーを押さえておけば、意味を忘れることもなくなるでしょう。

もちろん、マンガの種類やキャラに関してこだわる必要はありません。
好きなキャラのマンガであればより頭に残るでしょうし、つまらないギャグがあってもそれはそれで印象に残り、結果覚えられます。
とにかく、読んで触れることが重要です。

問題集ももちろんいいのですが、語彙力獲得の入口としてお子さんがとっつきやすいのは、やはりマンガです。
いきなり問題集を渡しても、なかなかやる気が出ないのが現実です。
かくいう私も、ことわざや慣用句はマンガで覚えました。
当時は暇さえあればこういうマンガなどを読んでいました。
そのおかげか、言葉の意味が分からなくて読めない、ということはほぼありませんでした。
語彙力がなくて苦労したという経験はあまりなかったように思います。
おそらく、いきなり問題集を渡されていたら、こうはならなかったでしょう(笑)

昨今、ことわざや慣用句に限らず、語彙獲得のためのマンガは数多く出版されています。
そのどれでもいいので手に取ってみて、まずは読んでみることから始めてみましょう。
堅苦しい参考書より、スッと頭に入ってくるものも多いはずですよ。

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