【総合模試】第1回 成績表の見方と意識すること

こんにちは。maru塾の原谷です。

本日は、第1回総合模試の結果成績表が送付される予定日です。
ついては、成績表の見方・考え方と、気を付けることについてお話しします。

①受験者数と判定
まず、今回の受験者数を見てみましょう。
今年度第1回の受験者数は、1685人。
ちなみに泉丘高校普通科第一志望者数が、203人でした。

年度内のピーク時には、毎年3000人が受験し、泉丘高校普通科志望者数が400人前後になりますので、第1回はその半分ほどが受験したことになります。

つまり、進路判断材料としての信頼度は、まだまだこれから高まっていく過程にあるため、成績表内の判定によって合否が判断できる、というものでは決してありません。
よって、たとえSやA判定が出ても、油断してはいけません。
そして、DやE判定が出ても、まだまだこれから、です。

とにかく、現状の判定に一喜一憂せず、自分の立ち位置だけをしっかりと見て、夏のモチベーションを高めることが重要ですよ。

②学力分析表と弱点対策
つづいて、成績表裏面の学力分析表。こちらが超重要です。
この一面に、自分が採るべき対策が記されているからです。

まずもって、石川県の入試に対して持つべき意識は、「難問を解いて高得点を獲る」のではなく、「獲るべき問題を全て獲って高得点を獲る」です。
なぜなら、「50分間」という試験時間が、地味にキツい問題量と難易度になっているからです。「あと10分あれば、もっと獲れるのに…!」という絶妙なバランスになっているのが、石川県公立入試なのです。
そんな中、難問にこだわりすぎると…ミス連発!時間不足!と、解答用紙全体が崩壊しかねません。
よって、「皆ができる問題が、100%獲れる」という状態を目指していくことが、安定して高得点を獲得していくコツになります。

では、学力分析表に話を戻しましょう。
自分が間違えた問題の中でもチェックすべきは、「正答率50%以上の問題」および「平均正答率を下回った大問」です。まずはこれらの問題を何度も解きなおし、そして苦手と分かった大問に対して、単元丸ごと復習しましょう。

正答率50%以上の問題が”すべて”解けているだけでも、合計点は70点以上になります。
正答率50%以下の問題の正答が必要になるのは、泉丘普通・理数と金大附属です。これらを目指す人はどの難易度に対してもチャレンジしていく必要がありますが、それも正答率50%以上が確実に獲れるようになってからにしましょう。

③答案と模範解答
最後に、答案です。
記述問題が多い石川県では、「記述問題の中間点」が貰えます。が、裏返せば「記述問題の減点」が多くなるということ。
できるだけ完答を目指していくためにも、自分の解答と模範解答を照らし合わせ、何が足りなかったが、どこが誤りだったのか、よく確認しながら、模範解答を何度も書き写す練習をしましょう。
何が減点対象だったのか、分からない場合には、塾の先生に相談するのがよいですね。

以上、今日は第1回総合模試の成績表の見方のお話でした。
maru塾では、総合模試を基にした学習相談も行っております。
塾生・塾外生両方の相談を承っておりますので、「総合模試の結果が帰ってきたけどうちの子、どんな対策したらいいのかしら…?」とご不安なお家の方は、是非ご相談ください。

コメント