こんにちは。質問大好き、もりの里校の村山です。
突然ですが、高校受験を行う意味ってなんだと思いますか?
私は、
「努力の仕方を知ること」
だと思います。
志望校を決め、入学のために精一杯の努力をすること。その経験そのものが大きな価値だと考えています。
高校受験は、多くの子が通ることになるであろう、最初の大きな壁です。
その壁を乗り越えるために、一生懸命努力する。このことこそが高校受験における大きな意味です。
たとえ、結果が得られなくても、その努力の過程は大きな意味があります。
私の中学生時代の話を少しします。
中学生、受験期に入るまで、私は正直頑張らない子でした。
テスト前もそんなにガリガリやることはなく、テキトーにこなしていました。
天才、というわけでは決してありませんが、大した勉強もせず、それなりの点数を取れていたわけです。
加えて、当時の私の中学校、なかなかに荒れていましたので、頑張らない子だらけだったんですね。
だから、断言できます。
受験期の頑張りがなければ、私は努力の仕方を知らない大人になっていたと。
その頑張りがあったから、今こうして塾の講師をやれていると。
努力の仕方なんて、みんな知っているのでは、と考えるお母さん、お父さんも多いと思います。
いざとなったら努力できるようになるだろう、と。
実際はそうではない、と私は思っています。
努力の仕方を知らない子は、なかなか結果を得られないので、簡単な方法を求めるようになります。
学校生活で言えば、提出物の答えを写したり、カンニングをしたり。
そういう同級生を何人も見てきました。
人間は楽をしたい生き物なので、放っておくと楽をすることばかり考えます。
いざというときに、楽な道に逃げずに努力できるようになるために、高校受験という経験が必要である、というのが私の考えです。
そういう努力の経験を夏期講習や合宿ではたくさん得てほしいです。
夏は、誰もが頑張る時期です。
その中で、誰よりも頑張った、という経験をしてほしいです。
その経験は、受験だけでなく将来においても、大きな力となってくれます。
また1つ、成長するためにも、この夏、頑張っていきましょう。
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