国語のテストでは、マス目を使って解答することが多いですね。
例1 文章中から20字で書き抜きなさい。
例2 何某云々という言葉を用いて、30字以内で書きなさい。
例3 「~だ。~である。」調で、200字程度で書くこと。
等々・・・。
例1・例2は、読解問題の中で出てくる設問形式ですね。
例3は、ズバリ、作文です。
いずれも字数が指定されたうえでマス目を使って書くわけですが、例1・例2と例3とでは字数の意味が異なります。
例1・例2でいう字数は純然たる文字数のことですが、例3の作文は、「字数 = マス目数」です。
少し分かり難いかもしれませんが、作文問題において、200字以内で書けというのは、200マスの中に納まるように書けという意味です。
通常、作文は原稿用紙(作文用紙)の使い方に従って書きます。
書き始めと改行後は1マス空けるという段落設定。
行頭には、句読点や受けの括弧(括弧閉じ、終わり括弧)、拗促音「っ・ゃ・ょ」などを置かないという、いわゆる禁則処理。
何故このような話をするかと言うと、実は割と字数が多め(50~100字程度)の例2のような設問で、禁則処理をして書いた答案を何度か見たことがあるからです。
そのほとんどが、行頭が句読点から始まるのを避けて、行末の1マスに「文字+句読点」が入っているパターン。
これだと、2文字を1文字として数えることになってしまいます。
指定されている文字数によっては微妙なところですが、設問中に「作文用紙の作法で」というのが無い場合、禁則処理は避けるべきでしょう。
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