こんにちは、村山です。
今日は第2回統一テストの分析です。
あくまで個人の分析ですので、参考程度にご覧ください。
市内平均もすでに発表されていますので、まずはそちらから。
市内平均点:54点
塾内平均点:66.8点 ※1/20訂正しました。
前回が45点だったことを考えると、平均点だけ見れば標準的な難易度に落ち着いたのかな、という印象です。
人数の分布はおおよそ以下のようになります。(()内は累計の割合です)
90~100点:0.8%
80~89点:5.8%(6.6%)
70~79点:14.8%(21.4%)
60~69点:20.4%(41.8%)
50~59点:19.1%(60.9%)
40~49点:17.5%(78.4%)
30~39点:12.0%(90.4%)
20~29点:5.8%(96.2%)
10~19点:3.2%(99.4%)
0~9点:0.6%(100%)
80点以上を取れた生徒は6.6%。
入試は合計点で決まるので、単科目だけで目安は書けませんが、泉丘志望なら75点、低くとも60点後半はほしいところです。
ここからは大問ごとの分析を。
大問1 漢字の読みと書き取り
今回も難しい漢字、間違えやすい漢字はなかったかと思います。
大問2 説明文 長谷川眞理子「ヒトという不思議な生物」より。
「心」についての文章。心、という曖昧なテーマなので、ちょっととっつきにくさを感じた受験生も多かったのではないでしょうか。
ただ、読んでみると、そこまで読みにくさは感じませんでした。
記述問題は、比較的素直な、書きやすい記述が多かったように思います。
傍線部の近くに答えがある問題や、指定語句を探すことができればその部分から正解を持ってこれる問題が中心です。
ただ、採点基準が相変わらず厳しめなので、書けたという実感の割に得点が伸びなかった子は多かったのでは、と思います。
問1 漢字の意味
問2 語彙の問題
問3 部首名を答える問題
問4 文法。同じ活用形の物を選ぶ問題。
問5 接続詞の問題
問6 書き抜き
問7 要約の適文補充。書き抜きと記述。
問8 理由の記述。65字以内。
問9 理由の記述。指定語句を使って25字以内。
問10 指定語句を使った記述。
大問3 物語文 瀧羽麻子「もどかしいほど静かなオルゴール店」より。
こちらも、内容はそこまで難しく感じませんでした。
問いについても、問10の記述が文章中そのままの表現では書けず、少し迷うくらいで、全体的に書きにくいものはなかった印象です。
説明文と同じく、傍線部の近くや、指定語句付近を探すと、答えの箇所が見つかるでしょう。
問1 漢字の問題。行書で書いた際に省略される点画がある漢字を選ぶ。
問2 文法。修飾、被修飾の関係。
問3 文法。品詞名を答える問題。
問4 語彙問題。傍線部の語句と同じ意味の熟語を選ぶ問題。
問5 熟語の構成の問題。
問6 動作から登場人物の感情を読み取る問題。
問7 様子の理由を答える記述。指定語句を使って40字以内。
問8 適文補充。指定語句を使って25字以内+8字の抜き出し。
問9 慣用句の問題。
問10 2人の登場人物の気持ちの違いを答える記述。25字以内。
問11 指定語句を使って60字以内の記述。
大問4 古文 鴨長明「発心集」より
あらすじがついているので、内容もある程度分かりやすかったのではないかと思います。
問題自体も、そこまで難しくはなかった印象です。問4だけは、そのまま探してくると字数不足になるので、ちょっと迷った受験生も多そうです。
問1 現代仮名遣いに直す問題。
問2 指示語の内容を答える選択問題。
問3 傍線部の内容を書く記述。20字以内。
問4 適文補充。5字以上10字以内。
問5 内容についての会話の適文補充。5字以上、10字以内の記述+選択問題。
総じて、記述が多いテストだったと思います。
大問1つ1つを見ると決して難しい問題ではないのですが、50分で解き切るのはなかなかに大変だったのではないかと思います。
文法や語彙問題以外に記号問題がほとんどなく、苦労した受験生も多かったでしょう。
できなかった問題、間違えた問題については、改めて自分で書いてみましょう。
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