エビングハウスの忘却曲線。
記憶をしたものは、
20分後には58%だけ残り、
1時間後には44%だけ残り、
1日後には26%だけ残り、
1週間後には23%だけ残り、
1ヶ月後には21%だけしか残らない。
つまり。
1日で70%以上を忘れてしまい、そこからは緩やかに忘れていき、1ヶ月で80%ほど忘れてしまう、ということです。
これは、気合いとか頭の出来とか、そういうものではありません。
脳の仕組みだから仕方ない、ということだそうです。
1ヶ月で20%覚えているのも脳の仕組み。
1カ月で80%ほど忘れてしまうのも脳の仕組み。
忘れるのは脳の仕組みなので、忘れることは仕方のないことなのです。
おわり。
・・・・・ではありません(^^;)
その仕組みを理解した上で、どう暗記していくか。
色々な本を読んでみて、共通しているキーワードがありました。
もうタイトルで分かりますね。
はい、「反復」です。
脳は「繰り返されるもの=重要なもの」と認識する仕組みがあります。
脳の前頭葉、って部分の仕組みです。
そして脳の前頭葉は、重要と判断したものを「覚えておかなきゃ!!」と判断する仕組みがあります。
この仕組みを利用しましょう。
「一発で覚えてやる!!気合いだー---!!!」
では覚えられないのです。
気合いの使う場所が違います。
反復に気合いを使います。
「覚えるまで、何度も見て、何度も音読してやるぜ!!」
気合いを使うなら、こんな感じで使ってください。
脳は、忘れるように仕組みが作られています。
なので、覚えたことを暗記していないのは、根性がないからではありません。
頭の出来が悪いからでもありません。
脳の仕組みのせいなのです。
脳の仕組みを理解せず、1回で終わらせようとしたせいなのです。
反復しなかったせいなのです。
でも。
脳の仕組みを理解し、覚えるまで反復すれば、暗記できます。
覚えたくなくても何度も何度も反復すれば、忘れたくても覚えてしまいます。
それが脳の仕組み。
これはこれで厄介な仕組みでもありますね(^^;)
最後に。
泉丘高校から金沢大学医学部に行った子。
常に単語帳を持ち歩いては、隙間時間で見てましたね。
泉丘高校から筑波大学に行った子。
英単語の本を常に携帯し、隙あらば見ていたそうです。
泉丘高校から東京大学に行った同級生の子たち。
前日お互いがやった問題集を、次の朝、教室で問題を出し合っていたそうです。
なんか泉丘高校ばかりになってしまった(^^;)
とりあえず今思いついた子たちですが、隙間時間を利用して上手に反復していました。
このように、一発で暗記する工夫ではなく、日々の生活の中で反復できる工夫をしていってほしいです。
あー--!あと最後に!!!
書くよりも、見る読む、がいいですよ。
暗記は反復数に比例して深く定着していきます。
つまり、回数がものをいいます。
なので、時間がかかる「書く」より、パパぱっとできる「見る」「読む」の方が効率よく回数を稼げるのです。
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