まず、前置きです。
今から、9月以降、泉丘高校・二水高校・金大附属高校を目指す子にしてほしい勉強を紹介します。
が、石川県総合模試(北國新聞文化センター主催)で偏差値55以上、できれば60以上はほしいです。
そういう子向けの9月からの勉強必須の方法です。
※偏差値55未満であったり平均点未満であったりの子も、今は慌てず11月まで演習を積み重ねて偏差値を上げてください。現状の成績に合わせて勉強法を選ぶことが大切です。背伸びをして学習すると逆に伸びませんので、慌てず、今は積み重ねてください。11月12月から○○○を始めて合格する勉強ルートもありますので。
では、9月以降にしてほしい○○○とは何か。
それは・・・・・・
過去問
です。
それも、県外とかのものではなく、志望校の過去問です。
泉丘高校・二水高校志望の子なら、石川県公立高校入試の過去問を。
金大附属高校志望の子なら、金大附属高校の過去問を。
9月から2~3年分ほどやるのです。
「え?9月からやるとか、もったいないのでは?」
そう思ったかもしれませんね。
過去問って、受験直前までやらずにとっておく、というイメージがありますから。
しっかり実力をつけた上で取り組まないと、もったいない気がしますよね。
確かに、実力がついたと確信した上で挑みたいと思う人の方が多いでしょう。
と、ここで、マラソンの話を書きます、金沢マラソンとかでいいでしょう。
42.195kmを走らないといけません。
かなり長い距離ですが、どうすればそんな長い距離を走れるようになるのでしょう?
徐々に走る距離を練習で伸ばしていきますか?
最初は10km、次に20km、そして25km、30km・・・と増やしていく。
その練習もいいでしょう。
でも、その前に一度やる練習があるそうです。
それが「実際に42.195kmを走ってみる」ことだそうです。
実際に42.195km走ってみて、どれくらいスタミナが足りないか確認する。
実際に走ってみて、どれくらいタイムが超えてしまったか測定する。
実際に走ってみて、どの位置で苦しくなるか実際に経験して確認する。
その上で、何が足りないかを分析するのだそうです。
その上で、足りない部分をどう補うか分析するのだそうです。
受験勉強も同じです。
今の時点で、合格点に何点足りないかを測定するのです。
今の時点で、どの単元が苦手なのか分析するのです。
そして、その対策を9月以降じっくり立てるのです。
※ちなみに東大受験で合格する子のほとんどは、過去問を高2秋~高3春に3年分ほどやるそうです。
想像してください。
受験直前の1月や2月に過去問に取り組んで。
その時点で決定的な弱点を見つけてしまったとしたら。
さて。
まともな精神で弱点と向かい合えますか?
受験直前で弱点が発覚したら、普通は取り乱してしまいます。
受験直前で合格点に50点足りないなんて発覚したら、発狂します。
しかし今なら、9月なら!!
合格点に100点足りなくても、落ち込むかもしれませんが、まだ立ち直れる時間があります。
弱点が発覚しても、ちょっと凹むかもしれませんが、今から弱点を克服しようと思えます。
時間的に余裕がありますから。
時間的余裕があるうちに、過去問をして、現状を把握し、落ち込み凹みましょう。
なぜなら、立ち直るための時間はまだ余裕がありますから。
ただし、最後に。
過去問をやり尽くさないでくださいね。
10年分を最終的に取り組むとして、7・8年分は残しておいてください。
弱点克服を秋と冬にして、克服できたのかを最終確認しないといけませんからね。
9月に過去問!合格へのキーワードです。
コメント