学校ワークをやる前に・・・

こんにちは。質問大好き、もりの里校の村山です。

中間テストも近づいてきました。
それぞれ、テストに向けて頑張って演習を進めていると思います。
maru塾のみんなも、塾のプリントや学校のワークで徹底復習に取り組んでいます。

さて、この学校のワークですが、非常に大事な教材です。
言うまでもないことですが、定期テストの問題は学校ワークから出題されることが非常に多いからです。
割合はテストを作る先生にもよりますが、全くワークから出さないという先生はほぼいないはずです。
ですので、昨日の原谷先生のブログにもあったように、3周してどこから問題がでても大丈夫、というくらいにしておかなければならないのです。
多くの中学校でテスト前の課題となっているのは、ワークに出てくる問題はできるようにしておいてほしいということを伝えたいからでしょう。

この学校ワーク、特に1週目はなかなか手間取ります。
テスト直前になって、まだワークの1週目に手こずっているのを見かけるという経験、なかったでしょうか?
それを見て、

「なんでそんなに時間がかかるの?」
「学校のワークなんて、できて当たり前のレベルでしょ?」

と思われたお母さんも多いのではないでしょうか。

ですが、意外と時間がかかるものなのです。
なぜなら、いろんなレベルの問題が、少ないページに詰まっているからです。

学校で配られるワークは、おおよそ1単元2~4ページでまとまっていることが多いです。
厚さも教科書の半分以下ほどです。
ですので、1単元ごとに割けるページ数も少ないです。
その少ないページ数に、基礎基本レベルから応用レベルの問題が詰まっています。

めちゃくちゃに難しい問題こそありませんが、初見ではちょっと苦戦するような問題もあります。
そういう問題も混ざっているので、すんなりとは解けないのです。
応用力を求められる問題には、基本が固めてあるのが大前提ですが、ワークの問題量だと、その基本が固められないことも多いです。
これは準備運動も十分にせずに、いきなり激しい運動をするようなものです。
そんなことをしては、いいパフォーマンスはできないわけです。

お子さんがワークに苦戦しているようなら、十分な準備運動をさせてあげてください。
具体的には、数学であれば教科書の例題、練習問題を解くこと、その他教科であれば、教科書やノート、学校のプリントを見直すことでしょうか。
そうすれば、学校ワークもスムーズに解け、より理解度が深まるはずです。
塾でも、学校のワークに取り組む前に100問プリントをやってもらって、基礎力を鍛えてもらってます。
その方が生徒も、より早くワークを終わらせられ、その他の教材やワーク等の2週目をやる時間も生まれます。

ワークの前に教科書の見直し。
一見遠回りのようですが、その方が結果的によりたくさんの演習をすることができます。
お子さんがワークに苦戦していたら、ぜひ教えてあげてください。

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