村山先生物語

なんかパチンコのCMみたいなタイトルですが・・・

もちろんパチンコのお話ではありません。

三口新町校・もりの里校を受け持っている村山先生のここ半年の物語です。





三口新町校の前任者が退いたのが去年の7月。

8月以降は村山先生が三口新町校を引っ張ることになりました。

が、ここで起こる、相次ぐ退塾。

7月、8月、9月、10月・・・・・

どんどん生徒が辞めていきました。





それほど前任の先生が慕われていたという証拠なのでしょうか。

村山先生が嫌われていたわけでもないと思いますが、しかし・・・

120人以上いた生徒も、あっという間に60人を切りました。





村山先生も28歳の若者です。

自分が否定されているようでとても苦しみました。

「自分ではダメなのか」

「そんなに自分には価値がないのか」

自己否定の日々が続いたそうです。

28歳の若者には大変な苦しみでした。





でも、それでも前を向くしかない。

とにかく生徒に質問を聞きにいこう。

生徒からたくさん質問を聞き、生徒の悩みを一つ一つ解決する手助けをしよう。

質問に答え、生徒の悩みを解消していけば、きっと好転する。

そう信じて質問を聞きに行っていたそうです。

しかし・・・・





それでも退塾は止みませんでした。

どうやっても否定され続ける毎日。

ストレスによる頭痛に毎日悩まされたそうです。

こんなに質問を聞きに行っているのに・・・

こんなに質問に答えているのに・・・





それでも、質問を聞きに行くしかない。

自分にはそれしかない。

否定されても、質問を聞きに行く。

自分が出来ることはそれしかない。

そう信じて行動を続けていたら・・・





少しずつですが。

少しずつ、以前辞めた子が戻ってきました。

村山先生が質問に答えまくっている、という噂が、残った生徒を通じて辞めた生徒たちにも伝わっていたのです。





今年に入ってから。

一度辞めて復活する生徒。

復塾生とでも呼びましょうか。

復塾生が続きました。

信頼を失った相手から、信頼を村山先生が取り返した瞬間でした。





今日も村山先生は質問を聞きに行っています。

そして。

いつしか村山先生はこう呼ばれるようになりました。





質問コレクター





質問を集めることで生徒から絶大の信頼を得ている途上の村山先生。

これからも質問を聞きに行き、生徒からの信頼をますます得ることでしょう。

そんな村山先生は。

三口新町校に水曜日と金曜日に。

もりの里校に火曜日と木曜日と土曜日。

教室中の質問を集めるためにウロウロ歩き回ります。





質問を聞き。

お子さんの✕を〇に変え。

その結果、お子さんの点数を上げるために。

村山先生は今日も教室を歩き回ります。

生徒達の質問を求めて。

コメント