引き続き兼六中学2年生の中間テストを分析します。
分析の後に、この学年に潜む危険性も書きましたので、ご覧ください。
( )内は累積人数
475~499点:4人
450~474点:19人(23人)
425~449点:17人(40人)
400~424点:17人(57人)
375~399点:24人(81人)
350~374点:17人(98人)
325~349点:34人(132人)
300~324点:20人(152人)
275~299点:14人(166人)
250~274点:15人(181人)
225~249点:17人(198人)
200~224点: 8人(206人)
175~199点:13人(219人)
150~174点: 7人(226人)
125~149点: 4人(230人)
100~124点: 4人(234人)
75~99点 : 0人(234人)
50~74点 : 5人(239人)
25~49点 : 2人(241人)
◆平均点314.1点(国64.8点 社57.1点 数68.2点 理59.4点 英63.2点)
では、泉丘高校・二水高校合格ラインを分析します。
◆泉丘高校合格ライン=20位以内
20位=453.9点
2022~2018年の5年間における兼六中学からの泉丘高校への合格者数平均は21.6人。兼六中学で20位以内なら泉丘高校合格圏です。
◆泉丘高校合格ギリギリ=30位以内
30位=439.7点
5年平均の21.6人および2022年の泉丘高校合格者数26人(県内最多数)を鑑みると、兼六中学内で30位以内が泉丘高校挑戦圏です。
◆二水高校合格ライン=40位以内
40位=425.0点
2022~2018年の5年間における兼六中学からの泉丘高校+二水高校への合格者数平均は41.6人。兼六中学で40位以内なら二水高校合格圏です。
◆二水高校合格ギリギリ=60位以内
60位=396.9点
兼六中学から泉丘高校+二水高校への合格者数率は20.2%、これに桜丘高校の合格者数を足すと26.2%。ですから上位25%以内が二水高校挑戦圏となります。
兼六中学の2年生は、優秀な子が多い反面、二極化が心配です。
合計75点未満の子が7人いて、難易度の上がる中3でもこの層はゼロでした。
中3は100点未満も4人のみにとどまっています。
200点未満においては、中3が24人に対して、中2は35人です。
一方で、475点以上は4人もいて、この層は中3においてゼロでした。
加えて、450点以上においては、中3が11人に対し、中2は23人と倍以上です。
この学年は、上位も下位も分厚い学年といえます。
こういう学年の今後の傾向として、中央値付近の生徒が上位と下位に分かれる、という点があります。
具体的に言えば325~349点の層。
もう少し広く取ると、300~399点の層。
この層が「頑張らないと!」と気持ちを入れ替えれば、上位層に引っ張られて伸びていくでしょう。
そして兼六中学2年生は過去最高学年になる可能性があります。
が、この層が下位層の「勉強なんてしなくていいから遊ぼうおよ」という甘言に引っ張られてしまえば・・・
和をかけて不安なことに、兼六中学地域の塾で「教室がうるさい」「教室に先生がいない」「アルバイトの先生しかいない」という噂を複数耳にします。
生徒は楽しいでしょうが、それでいいのでしょうか?よくないですよね?
それに加え、かなり不安な中2の二極化具合。
厳しくとも、しかしこのような状況からお子さんを守る必要があると我々は考えます。
このグラフを見て、分析し、改めて教室では厳しく指導していこうと思った所存です、よろしくお願いします。
コメント