金大附属高校 令和6年度入試合格者平均点など

金大附属高校受験

こんにちは、村山です。

本日、金大附属高校の入試説明会に行ってきました。

私が附属高校を卒業して10年、当時教わっていた先生方もご在任でした。

説明会では、いろいろなお話を聞いてきました。

ブログでは、入試の平均点、昨年度卒業生の進路状況などを書いていきますね。

令和6年度入試合格者平均点

国語 64.5

社会 63.8

数学 61.1

理科 61.8

英語 46.7

合計 297.9

過去13年分の平均点

今年の英語の平均点の低さが目立ちますが、ここ3年はほかの科目に比べて、英語の平均点が低くなっている傾向が見受けられます。

これは、金大附属高校が受験生に対して、より高い英語の力を求めていることの表れかと思います。

ひと昔前は、社会と数学が難しいというイメージがありましたが、近年は変わってきていますね。

また、英語力が高い生徒を求めているのは、学力検査における選考方法にも表れています。

学力検査では、選考1、選考2と2段階の選考があります。

まず選考1においては、入試の5教科合計点(500点満点)に調査書を加味して、金大附属中から約25名、その他中学校から約20名が選ばれます。

次に選考2において、選考1で漏れた受験生に対し、入試の5教科合計に英語と英語以外の最高得点教科1教科の得点を加えた700点満点に、調査書を加味して選考されます。

この選考2では、中学校に関係なく約10名が選ばれます。

英語とその他良かった1科目を2倍にして計算するので、当然英語ができる子が有利です。

高難易度化、選考方法の面から見ても、金大附属の受験を考えているならば、英語の強化は必須でしょう。

出願状況 
※()内は令和5年度(昨年度)の人数です

推薦出願  附属中 83名(73名)
      一般中 51名(61名)
        計 134名(134名)

推薦合格  附属中 35名(35名)
      一般中 30名(30名)
        計 65名(65名)

学力出願  附属中 32名(36名)
      一般中 14名(16名)
        計 46名(52名)

学検合格  附属中 35名(29名)
      一般中 20名(26名)
        計 55名(55名)

合格者合計 附属中 70名(64名)
      一般中 50名(56名)
        計 120名(120名)

学力出願において出願数より合格者数が上回っているのは、推薦不合格者は自動的に学力出願にまわることになるからです。

人数を見ると、今年は学力出願において、選考2で合格したのはほぼすべて金大附属中生だったことが分かります。

例年、選考2の10名枠は、金大附属中生で占めることが多いです。

ここからは進路状況を。

令和6年度国公立大学 合格者数

金沢大学 現役17名 浪人5名
東京大学 現役5
京都大学 現役3名 浪人2名
大阪大学 現役4名 浪人1名
東北大学 現役4名
富山大学 現役3名 浪人1名
山梨大学 現役2名 浪人1名
東京外語 現役2名
北海道大 現役1名 浪人1名
福井大学 現役1名 浪人1名
その他  現役10名 浪人6名

合計  現役52名 浪人17名
昨年  現役58名 浪人26名
一昨年 現役60名 浪人28名

今年の現役生は、いわゆる「チャレンジャー」が多かったらしく、その影響もあって昨年や一昨年より現役合格が下回ってしまったようです。来年の浪人生の合格者数に期待です。

令和6年度国公立大学 医学部医学科 合格者数
※( )内は推薦

金沢大学 現役11名(10名) 浪人1名(1名)
旧七帝大 現役3名(大阪・九州・東北) 浪人3人(2名)
富山福井 現役1名 浪人1名(1名)
その他  現役6名 浪人3名

合計   現役21(10名) 浪人7名(3名)
昨年   現役15名(11名) 浪人8人(1名)
一昨年  現役19名(14名) 浪人14人(3名)

現役21名は、「国公立大学医学部医学科 現役合格者占有率」にて全国5位の数値とのこと。ちなみに、1位北嶺(北海道) 2位久留米大附設(福岡) 3位ラサール(鹿児島) 4位桜蔭(東京) 5位金大附属 6位灘(兵庫) です。

医学部においては、県内随一の進学率です。

7月27日には学校説明会も開催されます。

金大附属高校に興味のある方はぜひ!

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