統一テスト・総合テスト

こんにちは、児玉です。

第1回金沢市統一テストが実施される11月7日(火)まで、2週間を切りました。
今年は、白山市野々市市総合テストも11月7日のようですね。

さて、この手のテストの役割はというと、12月の三者面談での重要な資料になるとか、自分の実力(受験者全体の中での位置)を知る上での良い機会だとか、あるいは各中学校の学習指導に活かすためだとかいう話は置いておいて、このテスト、どのくらい後から検証されているのだろうという、個人的な疑問・興味について、少しだけ書いてみます。

設問の集合体であるテストが良いテストであったかどうかは、設問ひとつひとつが良い設問であったかどうかを分析しなければなりませんが、その分析で用いられる指標には次のようなものがあります。

・正答率
・無答率
・選択率

これらの指標は、設問の難易度や選択肢の良し悪しの目安となります。
それぞれについて、簡単に(大雑把に)説明します。

・正答率
文字通り、正答者数を全受験者数で割ったものです。
正答率が0に近いほど難しく、1に近いほど易しい設問だったということになります。
当たり前ですね。
難し過ぎたり易し過ぎたりすれば、その設問はあまり役に立たなかったということになりますが、一般に正答率は0.1 〜 0.9 の範囲にあるのが望ましいとされているようです。

・無答率
これも文字通り、当該設問に答えていない受験者数を全受験者数で割ったものです。
無答率が大きかった設問は、設問内容が理解し難い、極端に難しいなど、設問そのものに問題があったか、テスト時間が短かった、設問を見落とししやすい場所に置いていたなどのテストの実施や構造に問題があることになります。

・選択率
多肢選択式の設問において、それぞれの選択肢を選んだ受験者数の割合です。
誤答肢の選択率が、正答肢の選択率(つまり、正答率)を超える選択式設問の場合は、設問に何らかの問題があると言えそうです。

次は、設問の識別力に関する指標です。
設問の識別力とは、当該設問の正誤と、テスト得点の高低との関連の強さを見るものです。

・D指標
テスト得点で、受験者を上位・中位・下位に群分けします。
上位4分の1の受験者の正答率をα 、下位4分の1の受験者の正答率をβとするとき、
D指標(D-Index) = α – β
であたえます。
D指標は正答率に影響されますが、0.2以上必要だとされているようです。
設問が難しかったり、易しかったりする場合、一般にD指標は小さくなります。
更には、マイナスになることもあります。

・I – T相関係数
D指標と同じように、得点上位4分の1層・下位4分の1層の正答率の差をとります。
ただし、少しだけ複雑ですが、各受験者の得点として、テスト得点から当該設問の得点を引いたものをI – T相関係数用の得点とします。
この得点で上位層と下位層に郡分けし、それぞれの層の正答率の差を算出します。
つまり、当該設問の正答率の影響を除いて計算するということですね。
完全に除けるわけではありませんが、かなり影響を小さくできると思います。
この相関係数も0.2以上必要だとされているようです。

市内統一テストや市内総合テストも、しばらくすると平均点などが公表されますが、個人的にはこのような指標も発表して欲しいところです。
まあしかし、そこまで詳細なテストデータはとってないでしょうね。

それでは、また。

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