【村山】兼六中学の先生と出題傾向を分析してみた

こんにちは、質問大好きもりの里校の村山です。

先日行われた中間テスト。もりの里校近くの兼六中学校でも、答案と得点分布のグラフがすでに配られました。
分析記事もありますので、ぜひご覧ください。

さて、今日はそんな兼六中学校の問題分析です。
国語だけですが、ざっくりと分析していきます。

まず1年生から。
大問1は漢字の書き読み、2、は部首に関する問題。
大問3、4は教科書中の詩から。記号問題が中心ですが、若干分かりにくいものも。
問5、問6は教科書本文「シンシュン(西加奈子)」から。
こちらは一転して、記述が中心。
30字の記述が3つ、15字以内が1つ、指定語句を使った問題が1つ、とそこそこ多め。
書くことに慣れていない中学1年生は失点、減点も多く、点数も伸び悩んだのでは、と思います。

次に2年生。
大問1は漢字の読み書き。大問2は熟語の構成。
大問3は教科書の詩から。傍線部が示すものとして詩の中にあるものを五十音順ですべて選べ、というのが若干いやらしいですね。
大問4は枕草子から。ここは本文と訳を丸暗記できた子は問題なく解けたでしょう。
大問5は教科書本文「アイスプラネット(椎名誠)」から。
1年生と同じく、記述が多め。

おそらくこの2学年のテストを作ったのは、S先生とK先生だと思われます。
S先生は、授業は丁寧ながら早く、細かい要点まで話してくれるそうです。
K先生はやさしく、厳しい、そしてトークが面白い、そんな先生だそうです。

兼六中の先生方の特徴として、記述の採点が厳しめなことが挙げられます。
実際に昨年度の統一テストでは、他の学校だと途中点がもらえているような記述も、兼六中学校の答案では×がついていた、ということもしばしば。
定期テストにおいても、なかなかに辛口採点です。
ですが、今のうちからこれに慣れ、点数を取れるようになっていけば、入試の記述でも×がつくようなことはなくなります。

最後に3年生。
おそらく作成したのはM先生。
分かりやすい授業と、生徒の間でも評判のようです。
3年生の国語の担当はもう1人、T先生という先生がいらっしゃるそうです。
板書は難しいが、やさしく、相談しやすい先生なんだとか。

ここから問題についてです。
大問1は他学年と同じく、漢字。読み2問、書き8問と、書き取りが多めです。
大問2は熟語の読みについて。熟字訓と重箱、湯桶読みの問題です。
大問3は教科書の詩より。ワークで見かけたような問題もちらほら。
大問4は論語から。返り点や文の意味などは押さえておく必要はありますが、意味を暗記できていれば解けた問題は多いはず。
大問5は教科書本文「握手(井上ひさし)」から。

教科書でやった文章ということを差し置いても、かなりの文量です。
記述問題は3つと少なめですが、それぞれ40字以内、40字以内、60字以内とその分、文字数が多いです。
問1、問2が表現技法と文法の問題、問3以降が本文に関する問題、そして記述の量も入試問題に近い形で作成されているテストです。
このテストを作ったであろうM先生、おそらく入試問題もよく研究されている先生なのだと思います。この先生が実力テストを作成すると、かなり難しくなるのではないか、と思います。
泉丘、二水、金大附属高校を考えているのなら、この形式に慣れることはマストです。

今回の国語のテストがいまいちだったり、次の学年のテストを見て不安に思ったりしたお母さん、ぜひmaru塾にお問い合わせください。
私たちの添削指導を受けることで、兼六中学校の厳しい採点にも負けないような国語力が身につきます。

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