【石川県公立高校入試分析】英語入試分析

泉丘高校・二水高校受験

大問1 リスニング
A 2つの場面の英文と質問、選択肢が読まれ、正しい選択肢を選ぶ問題。
ここは形式通り。

B 2つの場面の英文と質問が読まれ、問題用紙のイラストから適切な選択肢を選ぶ問題。
ここも形式通り。

C Part1 長文と内容に関する質問が読まれ、正しい選択肢を選ぶ問題。例年通り。

C Part2 Part1の内容について話している対話文を聞いての問題。No.1、No.2は昨年同様に、適文補充の形式。No.3は、ここ最近は内容に関連した短い自由英作文の出題であったが、今年は内容に関しての英作文であったよう。

A、Bは確実に得点しておきたいところです。適文補充は、内容を適切に聞き取るだけでなく、答えを英語で正確に表現できるか、ということも問われます。

大問2 並び替え、適文補充
問1 5択の並び替えで、2語目と4語目に入る記号を答える問題。新傾向。
問2 内容を見ての適文補充。「I wish ~」で始まり、直後の文に「But~」とあるので、比較的書きやすい。

新傾向の問題。ここ最近出ていなかった並び替えが復活しました。ただ、問2の適文補充と合わせても難易度はそんなに高くなく、確実に得点したい大問です。

大問3 対話文読解。留学についての、4人の会話。資料としてウェブサイトの図も。
問1、問2 適語補充の選択問題
問3 適文補充
問4 言い換えの選択問題。
問5 同意味の表現抜き出し。
問6 5語以上の英作文。「あなたなら何と言うか」という問いかけだが、直後の文章から正解を書ける。比較的書きやすいのでは、と思う。
問7 内容理解の選択問題。これも難易度はそこまで高くない。

例年通り、対話文の読解。内容もそこまで難解ではないので、できる限り得点しておきたい問題です。ただ、だれが話している文か、ということを混同しないように注意する必要はあります。

大問4 長文読解。伝統工芸品についてのスピーチ文。資料として2つのグラフも。
問1 適語補充。3つ目の選択肢は少し迷うかも。
問2 グラフの内容をもとにした適語補充。グラフの条件に合う選択肢は2つあるが、周辺の文章を読めば1つに絞れる。
問3 文章の並び替え。前後の文章、つながりをよく読んで答えを導き出す必要がある。
問4 5~8語の適文補充。何を書こうか迷った受験生も多そう。直後の文がヒントになるか。
問5 適文補充の選択問題。よく内容を理解すれば分かるはず。
問6 長文に即した、短い会話文の適文補充と英作文。(a)の適文補充は文章中に解答のもととなる文がある。(b)の英作文は例年通り、4文以上の英作文。日本にはいろいろな伝統的な工芸品や行事があるが、外国の人になにを紹介したいか、というテーマ。どうやって自分の使える表現で書くか、と考えたときに少し苦戦しそうなテーマだと個人的には思った。

総じて長く、時間がかかる。英文を読むことに慣れておくこと、様々なテーマに触れることが対策になる。

【総評】
新傾向に戸惑った受験生も多いと思いますが、文法、単語をきっちりしている受験生は特に問題なかったはずです。
やはり、注意すべきは長文問題です。落ち着いて読めれば解ける問題も多かったと思いますが、50分の制限時間で解き切るのはかなり大変です。
総じて難易度は高いです。
昨年も難しいと感じたが、今年も平均点は低くなると予想。
文法、単語の知識をしっかり固めたうえで数多くの長文を読み、慣れておくことが必要です。



maru塾もりの里校教室長 村山寛記

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