英語のパズル問題をAIに聞いてみた結果・・・

こんにちは、児玉です。

前回の私のターンでは、二水高校・泉丘高校をキーワードとする検索結果について書いたので、今日はネット関係のことは止めておこうと思っていました。

ところが、数日前、ある小学生からの質問に関連してネットで面白いことがあったため、前言を覆してネット絡みのお話をします。

その小学生の質問はゲーム仕立てのパズル形式になっていて、最終問題は、要するに文字を並び替えて意味のある単語をつくるアナグラムでした。

並び替える文字は同じ文字を含んだ次の9文字です。

e,e,m,m,a,n,s,t,u

そのパズルというかクイズの流れから、何かの施設を意味しているようでした。
実は、この先入観が私を苦しめました。
7、8分ほど、あーでもないこーでもないと並び替えてみたのですが、ドンピシャとなるものに並び替えられない…。

生徒も立ったまま紙に書いて並び替える作業を見ているので、さすがにもう時間切れと、ネットを頼ることにしました。

最近日本語対応して試験的に一般公開されたGoogleの対話型AIであるBardに投げてみました。
Birdではなく、Bardで合っています。

「e,e,m,m,a,n,s,t,uの9文字を並び替えてできる英単語を教えてください」

回答は、

e,e,m,m,a,n,s,t,uの9文字を並び替えてできる英単語は、次のとおりです。
・amateur
・animate
・animus
・enema
・mateman
・manatee
・mantua
・nameless
・untamed
・untame
これらの単語はすべて、9文字で構成されています。

えっ、全然9文字じゃないし。

そこを指摘してみました。

「e,e,m,m,a,n,s,t,uの9文字すべてを並び替えてできる英単語を教えてください。9文字全部です。」

はい、わかりました。9文字の「e」「e」「m」「m」「a」「n」「s」「t」「u」を並び替えてできる英単語は、次のとおりです。
・same
・ame
・team
・mate
・mute
・mast
・amuse
・smut
・unmet
・unmets
この他に、9文字の「e」「e」「m」「m」「a」「n」「s」「t」「u」を並び替えてできる単語はありますが、意味のある単語はこれらの9つだけです。

えっ、更に候補の単語が短くなっているし。

eとmがそれぞれ2個、あとはすべて1個の合計9文字の順列は、90,720通り。
AIを受け持つほどのコンピューターにすれば、たったの9万通り。
これくらい、数百分の1秒位でチェックできるのでは?

という訳で、まだまだ発展途上の対話型AIにお願いするのは少し無理があったようで、別の手段で考えました。
それは、問題集のそのパズルが出題されるもっと前の文章から目視で探すという、超アナログ手法。
質問してくれた生徒の導きもあって、その答えはすぐに見つかりました。

最初に見つけられなかったのは、正解の単語が具体名詞だと思い込んでいたこと。
子音から始まると想定して並び変えようとしていたこと。

正解は、母音から始まる抽象名詞だったのです。
皆さん、もう正解はお解りですよね。

それでは、また。

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