金大附属中学受験 国語について

金大附属中学受験

こんにちは。村山です。

 国語の分析、ちょっと遅くなってしまいました。
問題はアップできませんが、設問ごとや全体的な分析を書いていきます。
なお、あくまで個人の分析ですので、参考程度に。

大問1 説明文
(1)漢字の書き取り。同音異義語に注意。引っ掛かった子も多いかと。
(2)文中に当てはまる言葉を選ぶ問題。語彙力を磨いておかないと、厳しい問題。
(3)シンプルな書き抜き。これは正解したい。
(4)記述、解答文の穴埋め。それぞれ10字~20字以内と短め。文章中の表現をそのまま使うと足りなくなるor文字数オーバーするので、言い換えて書くこと、要約することが求められる。
(5) 適語補充。文章中から抜き出せるので、これも難しくない。
(6) 適文補充の選択問題。一部迷うものもあるが、そこまで難しくはない (7) 助詞の識別問題。これも決して難しいわけではないが、すぐにこれ、と選べない子は多いかと。 普段から意味を調べていくことが大事。
(8) 40字程度の記述。傍線部近くの文章に答えとなる箇所は書いてあるので、そこまで難しくない。
(9) 主語述語を答える問題。主語や述語について、どういうものか把握していない子は少し難しかったか。

文章としては読みやすく、テーマも把握しやすかったのではないでしょうか。
長い記述も多くなく、書きにくいものもそこまでありませんでした。文字数の少なさに逆に苦労するかもしれませんが。
一方で語彙の問題が増えました。漢字も同音異義語がいくつかあるものが出題され、それ相応の語彙力がないと厳しい問題が多かったかもしれません。

大問2 物語文
(1) 漢字の書き取り。こちらも同音異義語に注意。
(2) 音が変わる熟語を作る問題。これも少し迷う子が多そう。
(3) 短い記述。傍線部と反対のことを書く問題。これは探しやすい。
(4) 文中に当てはまる擬態語を答える問題。区別が難しいものもあり、よく読まないと難しい。
(5) 傍線部の理由を書く問題。20字以内で3つ、となかなか条件が厳しい。文字数が少なすぎて書きづらいという子が多かったのではないか。
(6) 条件指定のある記述。こちらも20字以内なのが書きづらい。答えの箇所を見つけるだけでなく、適切に要約する力も必要。
(7) 指示語の内容を書く問題。文章を読み、内容を理解できたのなら、問題なく解けるはず。
(8) 2人の対話の穴埋め。文章中からの抜き出し。文章の感想を述べているので、穴埋めには文章すべてを見返す必要があり、探すのに時間がかかる。

文章自体は読みにくくなく、話の流れも分かりやすいので、読むことには苦労しなかったかと思います。
ただ、記述問題の字数制限がかなりきつく、どう書こうか悩んだ子が多かったのではないでしょうか。 説明文に引き続き、ことばに関する問題が多くなった印象です。

総じて、難易度は高くないテストだと感じました。
ただ、一部の記述が書きにくかったり、記号問題で悩んでしまったり、と時間がかかるポイントがいくつかありそうなテストです。
特に記述問題は20字以下がほとんどで、答えを探すことだけでなく、その探した答えを設問に合わせて要約することが求められています。
文章自体が読みやすく、答えの箇所も探しやすかったのは、要約に時間がかかると踏んだからでしょうか。
加えて、漢字やことばの問題も多かった、という印象です。 同音異義語や音が変わる熟語、擬態語、助詞の選別など、一筋縄ではいかないものばかりです。
普段意識して語彙を獲得していない子はかなり苦労したと思います。

小学5年生以下のお母さんで、お子さんの金大附属中の受験を考えているのであれば、今からコツコツと対策していくことが必要です。
ここまで読んで、「受験したいけど、うちの子全然ダメそう・・・」と思ったのであれば、maru塾にお任せください。 読解力ももちろんですが、漢字や語彙力、要約する力も併せて鍛え上げます。

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