金沢大学附属中学校 入試について

金大附属中学受験

こんにちは。村山です。

本日行われました「金沢大学附属中学受験 入試」について、簡単に書きます。

後ほど国語に関してだけ詳しく掘り下げて書きます。

国語
・大問はいつもと同じく2つ。
・1つ目が説明文。
・2つ目が物語文。
・漢字は4問(2問ずつ)あったが、今年は難しいのでは。特に同音異義語問題が2つあり、引っかかった子も多いかと思われる。
・言葉・語彙の問題が3問。2字熟語を作る問題に迷うかも?
・説明文の記述問題は、答えが書いてあるポイントは見つけやすいが、そこを字数制限内にまとめるのが意外と難しい。要約力が必要とされる。
・物語文によく出る、文章中の空欄補充の選択問題。そわそわ、もやもや、いらいらなど、いわゆる「擬態語」の選択に迷ってしまう。ラストの設問は、一度文章を読み直さないといけないので、ここで時間がかかったかも。
・作文は今年もなし。

算数
・B4の2枚構成で、大問9までと少な目。
・計算問題は毎年同様、計算の工夫が試されている。
・平面図形は、面積を求める問題と、規則性を絡めた問題。いずれも標準的な難易度。
・速さ・平均算・最大公約数を利用した問題などが1枚目に出題。こちらも標準的。
・2枚目は割合の絡んだ問題が3つ。仕事算、体積と割合、そしてグラフを使った割合の問題。いずれも標準的だが、仕事算の問題は若干手間がかかる。また、問題文からの情報を読み取る力も必要で、読み取れれば標準的なレベルの問題も、読み取る力が不足していると情報を混乱させやすい。
・最後に記述問題。自分の考えをちゃんとまとめる力が必要。
・難易度は教科書より少し難しい標準レベルだが、きちっと教科書を仕上げられていないと解けないレベル。いたずらに難しい問題集に取り組む必要はない。

総合
・B4の4枚構成で、例年より1枚多い。
・1・2枚目は社会、3・4枚目は理科。
・1枚目は、石川の地域文化と歴史を絡ませた複合問題。これは北陸学院中学入試の説明会であった話だが、NHKの大河ドラマを見ておいてくださいとのことだった。今日の問題は紫式部の時代の問題なので、附属中学入試も大河ドラマに注目かもしれない。
・2枚目は地理の記述問題。例年通り、高い記述力が必要とされる。
・3・4枚目の理科は、身近な現象を実験で色々と調べる記述問題。記述問題だらけなのは例年通り。
・知識の暗記だけでは対応できないテストで、知識を活用し、思考し、その結論を文章で表現する力まで必要。だから、語呂合わせ暗記や上辺だけの知識では対応できない。歴史や理科実験の因果関係など深い理解が必要である。これは知識暗記が不要という意味ではなく、むしろ知識が頭に入ってないと一切対応できない。

でした。

後ほど、国語については詳しく書いていきますね。
文章等の掲載はしませんので、あしからず。

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