◆泉丘高校理数科合格(2022年 高岡中学卒)「強いメンタルを身につけるには」

合格体験記

私からは、勉強や学習における「モチベ」の話をしたいと思います。

皆さんは、ペンを持っている時、何を考えるでしょうか。

覚えることや解法を考えるのに必死で、頭がいっぱいな人が大多数でしょうが、その中でも、ふと思い立ったときに、将来の自分の理想の姿だったり、次のテストの目標点数だったりと、それぞれ浮かぶものがあるでしょう。

あるいは、単なる自強化のため、と週5でジムに通っている人と同じ思考を持つ人もいるはずです(いるのかな)。





こういった人々は、皆それぞれ目標をもって勉学に励んでいるわけですから、勉強に対して確固たるモチベーションを持っている、といえるでしょう。

しかし、世の中は広いのです。数多の人々の中には、「あれ? なんで今こんな一生懸命ペン握ってるんだっけ?」と理由を問い詰めたくなってしまう人や、面倒くせえ! 意味がねえ!と社会に反旗を翻したくなってしまう人、どうせ自分なんか…とたまに体育座りをしたくなってしまう人もいるでしょう。

私は、こうした人々が、決して少数派でないということを知っています。

なぜなら、私自身そうでしたし、まわりにもこうした人がたくさんいたからです。

でも私は、以前の私のような「モチベがない」人ほど、より大きな力を出すことができると思います。

実際私も、今年志望校に合格することができました。

私は、今回の結果を大きく左右したのは、自分の「メンタル」、そしてそのメンタルに重きを置いた勉強方法だったのではないかと考えています。





では、ここからその勉強法について、というようりメンタルトレーニングについての話を進めていきたいと思います。

私が受験勉強中、最も大切にしていたのは、「感謝を忘れない」ことです。

小2の道徳でやりそうですが、私は、これが最も手っ取り早く、効果のある手法だと思います。

私は自分で何かを成し遂げることができない、意志の弱い人間だったので、何かで縛っておく必要がありました。

そんな時、食事をして、塾に行き、お気に入りの服を3日連続で着ていることに気が付きました。

服は毎日、洗濯カゴに打ち込んでいるはずでした。

そこで、今まで空気のように感じられていたもののありがたみを知ることができました。

大変な時ほど、まわりのものに強く支えられているものです。

そして感謝が、それより強く、近くに感じさせてくれました。





私は今回の経験から、「受験は団体戦」という言葉の意味を、より深く知ることができました。

私は特に、勉強がすべてだとか、そういったことを考えたことはありません。

これから、進む道を変えることも多々あるでしょう。

しかし、土壇場で生きるのは、ここでの経験や学びだと思います。

大変な時ほど、まわりを気遣い、深く考えてみるのも大切ではないでしょうか。

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