なぜ国語だけ高得点がとれないのか

こんにちは。金沢市国語塾です。

今週末は石川県総合模試があり、その2日後には統一テスト。

月末には2学期期末テストも控えています。

中学3年生にとっては、テストが続いて苦しい時期です。

が、それぞれのテストすべてで手を抜くことなく臨むことが大切です。

1つ1つ大事にしていきましょう。

さて、今日は国語という科目の難しさについて、書いていこうと思います。

平均点はそこまで低くならない

まず、国語が難しくないと考える一番の理由は、平均点の高さだと思います。

各科目の昨年度入試平均点を上げると、

国語 54.7
社会 46.3
数学 46.9
理科 47.4
英語 51.6

と、一番平均点が高い科目でした。

これは昨年だけの傾向ではなく、直近5年間すべてで、国語が最も平均点が高い科目でした。

なので、どうしても得点しやすい科目というイメージはあるのだと思います。

実際、60点くらいは、そこまで苦労なく取れるようになるはずです。

では、なぜこんなに平均点が高くなるのか。

大まかに理由は3つほどあります。

まずは、大問構成がほぼ固定化されているから。

漢字の書き読み各4問、論理的文章と文学的文章が1つずつ、古典が1つ、作文、という構成自体は、ここしばらくずっと変わっていません。

昔のものと比べても、漢字の出題法が変わった(昔は現代文中に出てくる漢字の読み書きでした)、文字数制限のある問題が増えた、くらいの変化で、予想を大きく外れることはありません。

そもそも科目の性質上、構成に変化をつけるのが難しい科目なので仕方ないですが。

次は、知識問題が比較的易しいから。

国語の知識問題は、せいぜい漢字や文法くらいです。

漢字は膨大な量がありますが、全く出来ないという子はまずいませんし、文法も特別な知識が必要ということはありません。

理科や社会で覚えないといけない量と比べると、大きな差があります。

最後に、中間点による加点が大きいから。

これが最も大きな理由だと思います。

記述問題。完答こそ難しいですが、途中点を取ることはそこまで難しくありません。

書けてさえいればそれなりに途中点がもらえることが多いです。

特に作文は、ちゃんと必要な文字数を超えていれば(200字程度なら180字以上)、3~6点くらいはもらえるはずです。

他の科目では、なかなかそうはいきません。

数学の途中点など、ある程度の加点がある科目もありますが、そこまで大きな加点にはなりません。

これら3つの理由により、平均点は高くなりやすいのです。

上位層は国語だけ高得点がとれていない

ですが、高得点をとろうと思うと、途端に難しくなります。

特に、上位校志望であればあるほど、そのことは実感してもらえると思います。

例えば、第4回の総合模試。

国語の平均点は47.1点。

ちょっと低かったですが、注目したいのはそこではありません。

これ以下だった科目は、社会(47.1点)と数学(44.7点)。

ですが、志望校別の平均点を見ると、上位校では軒並み国語の平均点が一番低くなります

桜丘では、数学が49.9点に対して国語が49.1点。

二水でも数学55.0点に対して国語54.5点。

泉丘では数学が65.3点に対して、国語60.5点と、5点近くの差になります。

もちろん、その他の科目はすべて数学より平均点が高いです。

お手元にお子さんのデータがある方は、ぜひ確認していただけたら、と思います。

上位校志望の子ほど、国語と他の科目で差がついてしまうのです。

ではなぜ、国語で高得点がとれないのか。

それはひとえに記述問題の完答の難しさにつきます。

優秀な子でも、国語の記述問題を完答するのは、難しいのです。

他科目との差がつきやすい要因

ここまで読んでいただいて。

「他の科目も、高得点をとるのは難しいんじゃないの?」
「なんで国語だけこんなに取れないの?」

と思われた方もいるかもしれません。

確かに、他の科目においても、高得点をとるのは難しいです。

特に、数学や英語は、毎年かなりハイレベルな問題が出題されています。

ですが、できる子はできるのです。

英語数学は、早くから塾に行っている子も多く、公立入試レベルであればそこまで苦労なく高得点をとれる子は一定数います。

上位校志望となると、そういう子はさらに増えます。

泉丘志望の子に得意科目を聞くと、多くの子が英語か数学、またはその両方が得意と答えると思います。

英語数学は、上位校志望の子にとっては、できて当たり前なのです。

理科社会も、そこまで苦手としている子は少なく、ある程度の学力があればそう苦労はしません。

小学校内容が完璧であれば、新たに覚えることも少ないですし。

なので、理科社会も普通にできる子が大半です。

一方、国語になると話は変わってきます。

もちろん、国語もできる子はできます。

ですが、その割合は圧倒的に少なくなります。

上の平均点の差異を見ても、それは明らかです。

なぜ、できる子が少ないのでしょう?

それは、誰も「解き方」を教えてくれないから

このブログをよく読んでくださる方なら、もううんざりするくらい見たかもしれませんね。

学校でも、塾でも、解き方を教えてくれない。

だから、できないのです。

上位層であればあるほど、国語で悩むのは、このためです。

他と差をつけるチャンス

国語ができる子は少ない。

逆に考えれば、これは大きなチャンスです。

国語ができるライバルは少ない。

つまり、国語ができるということはそれだけで大きな武器になります。

ライバルに勝ちたいのなら。

他の子と差をつけたいのなら。

国語の点数を上げることに目を向けてみませんか?

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