こんにちは、村山です。
先日、統一テストの平均点と得点別人数分布が発表されました。
maru塾は国語塾!ということで国語にフォーカスして書いていきます。
まず、平均点について。
平均点は47点。
おおむね予想通りです。
昨年度(平均点45点)より記述が増えた分、もう少し下がるかも、とも思っていました。
次に得点別人数分布を。
生徒がもらった度数分布のグラフより分析した、おおよその値です。
90点以上:0%
80~89点:2.2%(2.2%)
70~79点:7.2%(9.4%)
60~69点:15.8%(25.2%)
50~59点:19.8%(45.0%)
40~49点:23.0%(68.0%)
30~39点:16.7%(84.7%)
20~29点:9.7%(94.4%)
10~19点:4.7%(99.1%)
10点未満:0.9%(100%)
90点以上については、おそらく1,2名はいるかと思います。
ただ、あまりにも少ないので、分布のグラフ上では0%の表記になっているのだと思われます。
さて、この得点分布を見て、あることに気が付いたかと思います。
そうです。
国語は、高得点の子が圧倒的に少ないのです。
合計点で350点以上は17%ほどいるのに対し、70点以上の子は9.4%。
合計350点を超えている子の半数以上は、国語で70点を取れていないのです。
国語は、高得点をとりづらい科目である。
前提として、このことは頭に入れておいてほしいです。
さて、ここからは高校別に今回の目標点数を書いていきます。
○○高校を目指すなら、今回の統一テストでこれくらいはとっておきたい、という点数です。
ただ、もちろんですが、国語のみで決まるわけではありません。
ですので、参考程度に見てもらえたら、と思います。
泉丘高校 70点
例年、泉丘高校合格ボーダーライン=平均点+100点となることが多いです。
ですので、単純に計算すると、各科目で平均+20点を取れていれば泉丘高校合格レベルに近いことになります。
ただ、国語はその限りではありません。
上にも書いたように、高得点が狙いにくい科目です。
石川県総合模試においても、泉丘高校志望者平均=全体平均+12~15点ほどになることがほとんどです。
そのような点を踏まえると、70点取れていれば、十分泉丘合格レベルと言えるのではないでしょうか。
75点を超えていれば、他の受験生に対してアドバンテージがとれていると言っていいでしょう。
二水高校 65点
65点以上の点数がとれていれば、今回は二水高校合格レベルに十分達している、と言えそうです。
ただ、記述が全然書けてなかった場合はその限りではありません。
今回の国語については、記述を全部間違えてもこの点数は取れてしまいます。
公立入試や総合模試はそうはいきません。
記述が全然できなかった場合は、この点数を取れていても要注意です。
桜丘高校 60点
60点前半であれば、桜丘合格レベル、と言っていいかと思います。
漢字や文法、語彙など基礎的な問題をほぼ正解し、古文や、長文の書き抜き問題がそこそこできればこの点数になるかと思います。
逆に、桜丘以上の受験を考えている子で、60点を下回っていた場合は要注意です。
漢字や語彙、文法など、記述以外の問題を確実に取れるようになりましょう。
錦丘高校 55点
得点の人数分布を見てみると、50点以上の子の割合が、45%ほど。
上位40%以内であれば錦丘合格圏内ですので、55点を超えていれば、合格点を取れている、と言えそうです。
ですが、40~60点のあたりは4割以上が位置している激戦区です。
簡単にひっくり返されてしまうので、油断は禁物です。
金沢西 50点
50点を超えていれば、金沢西合格レベルと言えそうです。
ただ、先ほども書いたように、この点数帯は非常に人数が多いので、あまりアテにならないかもしれません。
先にも書きましたが、国語は高得点が取りにくい科目です。
ですので、国語で高得点をとれるようになると、大きな強みになります。
中学校2年生以下の子で、国語で悩んでいる方。
1年後、2年後のために、今から始めることが大切です。
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