読解問題になると手が止まる子の頭の中で起きていることとは?

国語の勉強法

こんにちは。金沢市国語塾です。

お子さんの模試やテストの答案を見て、国語の記述の解答欄が空欄だったという経験はないでしょうか?

そして、話を聞いてみると、

「何を書けばいいか分からなかった・・・」
「手が止まってしまって、時間が足りなくなった・・・」

とお子さんに言われたこと、ありませんか?

このように、国語の読解だけ手が止まってしまう子はけっこう多いです。

お母さんお父さんからしたら、

「ちゃんと読めばかけるでしょ??」

と言いたくなると思います。

ですが、それでは解決しないのです。

手が止まってしまう子はその裏で「思考の停滞」が起こっているのです。

今回は、読解問題で手が止まる子の脳内で、何が起こっているのか解説していきます。

読解問題で手が止まる要因

記述で手が止まってしまう子には、大きく分けて3つの要因があります。

1、本文の全体像がつかめていない

まずは、本文の全体像がつかめていないことです。

文章を最初から最後まで「ただ読む」だけで、内容が全く整理されていません。

文字を目で追っているだけなので、文章の構成が全然理解できていないのです。

論理的文章であれば、どこからが筆者の意見なのか、どこまでが具体的な事例なのか、結論はどこなのか。

小説文であれば、どこで場面が分かれているのか、登場人物の内情が書かれているのはどこまでか。

そういったことが全然わかっていない状態、だということです。

これでは、設問を読んでも「どこを根拠にすればいいのか」が全く分かりません。

設問文に書かれているヒントと、問題文を結びつけることができないからです。

結果、漠然と理解はしているものの、何を書けばよいか分からず、手が止まってしまう、というわけです。

2、設問の意図を理解できていない

次は、設問の意図を理解できていないことです。

設問文には、例えば、

「~と筆者が考えるのはなぜか、答えよ」
「~とあるが、具体的にどういうことか、答えよ」
「~はどのような気持ちだったか、答えよ」

というように、何を答えるかがハッキリと書かれています。

ですが、記述問題で固まる子は、この指示を正確に処理できていません。

つまり、何を聞かれているのか、どんな答え方を求められているのか、分かっていないということです。

求められる答えが分からないと、もう空白にせざるを得ません。

ここで注意したいのが、このようなお子さんに対して「ちゃんと読んでいないから間違える

と決めつけてしまうことです。

ただ「ちゃんと読む」と言うだけでは、上記2つの問題は解決しません。

そもそも、「ちゃんと読む」ってどのように読むことでしょうか?

説明できますか?

おそらく、難しいのではないでしょうか。

言ってる本人が分かっていないのに、言われたお子さんが分かるはずもありません。

「ちゃんと読め!」だけ言われてもよくならないのはこのためです。

3、自分の言葉で表現する力が不足している

最後は、自分の言葉で表現する力が不足していることです。

答えの箇所は分かっているが、どう書けばいいか分からない。

内容を要約しないといけないが、どこを削ればいいか分からない。

設問に合わせた答え方にしたいが、表現が思い浮かばない。

このように、答えの根拠が分かっていても、文章化ができないから、書けない。

つまり、表現力が不足しているのです。

要因としては、言い換える語彙力がない、まとめる力がない、そもそも記述に慣れていない、などでしょうか。

この「分かっているけれど書けない」という状態が続くことで、徐々に自信を失っていきます。

そうなると、自分が書いた記述が正しいのか、不安になる。

結果、もっと書けなくなる。

この悪循環に陥ります。

これが、記述において鉛筆が止まる大きな要因です。

親がしてしまう「勘違い」

ここからは、お母さんお父さんがしがちな、国語についての「勘違い」を説明していきます。

 勘違い1:時間をかければ解けるはず

国語は、時間をかければ解けるはず。

何となく、そう思っている方は多いのではないでしょうか。

実は、できない子は時間をかけてもできないことがほとんどです。

30分かけたけど結局白紙、なんてことは結構ザラにあります。

なぜかというと、上にもある通り、思考の整理が十分にできていないためです。

なので、いくら時間をかけてもできないのです。

勘違い2:もっと本を読ませればいい

「国語ができないのなら、もっと本を読めばいいのよ!!」

前回のブログにも書きましたが、ほぼ効果はないです。

読解問題の処理技術と、本を読むことはほぼ別問題です。

読書によって鍛えられる力は、別のところにあります。

勘違い3:国語は苦手でも他教科でカバーできる

この考えだけは、絶対にやめた方がいいです。

例えば、泉丘高校合格のためには大体350点前後を取ることが必要になります(もちろん、その年の平均点によって変わります)が、国語を捨てるということは残りの4教科でそれを超えないといけないわけです。

つまり、他4科目で90点近く取らないと超えられません。

ご存じだと思いますが、これは至難の業です。

各年に1人いるかいないかです。

ですので、他の科目でカバーしようと思うのは、非常にリスクが高いのです。


maru塾での指導

ここからmaru塾がどのような指導をしているのか書いていきます。


・本文の読み方の「型」を教える

まずは、本文の読み方の「型」を知らないといけません。

もちろん、それぞれ文章は違いますが、読み方の方法、型は同じです。

その中でも、

・段落ごとに要点を抑える
・設問を先に確認してから読む

ことは真っ先に教えています。

まずは「型」を知ること。

これが読解への第一歩です。

  
・設問処理のトレーニング

「型」を学んだあとは、トレーニングが必要です。

maru塾では、理由、根拠、言い換え、抜き出しなど、パターン別に練習していきます。

国語の問題は何が出るか分からない、と思われがちですが、問われ方のパターンはしっかりあります。

そのパターンを練習して、慣れていくことが大切です。


記述力強化のステップアップを踏む

記述も、いきなり長い記述を書くのは難しいです。

まずは短く、書きやすい記述からステップアップを踏むことが大切です。

短い記述問題をこちらで選び、まずは書くことに慣れてもらいます。

まとめ

それでは、まとめです。

・読解問題で手が止まるのは「努力不足」ではなく「読み方・考え方の整理不足」
・頭の中で起きていることを理解すれば、解決の糸口が見える
・正しく方法を学び、トレーニングを積むことが必要


maru塾では「思考を見える化する指導」で、止まってしまう子の国語力を引き上げています。

分かっている、読めている、というけれど、一向に記述が書けるようにならない。

そういったお母さんお父さんのお悩み、解決していきます。

勉強相談会もやっていますので、気になる方はぜひお申込みを。

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