国語読解 字数が指定されている問題

国語の勉強法

こんにちは、金沢市国語塾です。

国語読解の記述問題では、字数制限、というより字数指定というべきか、そういう形式の問題が多いと思います。

誰でも、この指定された字数に対して、何字なら採点してもらえるのだろう? 何字なら減点されないだろう?と疑問を持ったことがあると思いますので、今回はこの疑問について考えてみます。

まず、次のように、最低字数と最高字数が指定されている場合です。

例1
文章中の言葉を用いて30字以上40字以内で書きなさい。

例2
「~」という言葉を用いて20字以上30字以内で書きなさい。

これらの問題は、最低字数が指定されていますから、その最低字数を超えていれば採点対象となります。
しかも、その範囲が狭いことが多いですから、指定字数範囲内に収まっていれば、字数での減点は無いものと思われます。
30字以上60字以内というような、範囲が広い設問はほとんど見ません。

皆さんが心配するのは、次のように最高字数だけが指定されている問題でしょう。

例1
この文章の要旨を、次の書き出しに続くように、「☆☆☆」「◆◆◆」という言葉を用いて60字以内で書きなさい。

例2
このときの主人公の気持ちを文章中の言葉を用いて30字以内で書きなさい。

いずれも問題も、★★字以内でとしか書いてありませんので、額面通りに受け取れば、10字でも15字でも良いわけですから、字数で減点するのは、問題の条件に反しています。

とは言っても、やはり指定字数の半分以下では、それだけで撥ねられるでしょう。

字数だけを数えて撥ねているのではないと思いますが、指定された字数の半分にも満たない字数では、設問の題意を満たしているとは到底考えられませんから、採点者は、文を読まずに解答の景色を見てバツを付けていると思います。
私が採点者なら、そうします。

つまり、ある程度の字数がない解答は、正解にはなり得ないということです。
出題者が求める内容盛り込んで解答文を作れば、自動的に指定字数に近づくのです。
それに足りない字数では、内容が足りていないと判断されるのです。

では、指定字数に対してどのくらいの字数があれば、内容が伴うのでしょうか。

これについて、一概には言えない部分もありますが、出題者が望む内容をすべて盛り込んだとすれば、指定字数の8割~9割以上になるのではないかと思います。

おそらく出題者は、解答例を想定して設問を作っているであろうし、指定字数は自身の解答例を基準にしていると思われます。

したがって、よほどコンパクトにまとめない限り、指定字数の8割未満で、出題者が期待する解答文を作るのは困難です。

つまり、指定字数の9割前後で解答文が書けているなら、それは正解の要件を満たしていることになります。

ちなみに、今手元の国語問題集で軽く調べてみたところ、

指定40字 → 解答例38字
指定40字 → 解答例37字
指定60字 → 解答例59字
指定50字 → 解答例47字

この4例だけでも93%~98%です。
もう指定字数の何割とかではなく、指定字数に不足する字数が何字というレベルですね。

もちろん、字数だけが足りても、内容が伴ってないと不正解、減点であることは当たり前です。

ということで、今回の肝です。

字数指定の記述問題では、指定字数の9割前後書いてないと、満点の可能性はないということです。

                                      

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