こんにちは。金沢市国語塾です。
前回、前々回と作文について話してきました。
作文を書くうえでも注意したいのが漢字の誤字、脱字。
かくいう筆者も先日のブログで間違いに気づいていませんでした。
恥ずかしい限りです。
というわけで、今日は漢字の話を。
漢字はできて当たり前?
ここからは、漢字の書き取り問題について、書いていきます。
石川県の公立高校においても読み書きそれぞれ4問、16点分必ず出題されます。
中学校入試でも、全く出題されないところはまずありません。
漢字は国語の基礎、テストの得点源、というイメージはあると思います。
確かに、国語の基礎であることには間違いありません。
なので、必ず全問正解してほしい、とお母さんお父さんも思っているはずです。
筆者も漢字の間違いがあると、復習しておくように、と口酸っぱく言っています。
と、言うだけなら簡単ですが、なかなかそうはいきません。
なにせ、覚える量が膨大です。
小学校6年間で覚える漢字は1026字。
中学校3年間では1110字。
相当な数です。
これを一朝一夕で身に付けるのは不可能です。
お子さんに「漢字くらいちゃんとできるようにしなさいよ!」といくら言ってもなかなかできるようにならないのは、この数のせいもあります。
たかが漢字、と思うかもしれませんが、案外大変なのです。
たくさんあるから覚えていなくても仕方ない、というわけではありませんが、すぐに何とかできるものではない、ということは理解してあげてください。
漢字を使う能力の低下
ただ、一方で漢字を使う能力が低下している、ということも感じています。
少し前のニュースでも、タブレット端末を導入した結果、漢字を書けない子が増えた、というものがありましたね。
筆者自身、記述問題の解答を見ていて、やたらひらがなが多いということは感じています。
間違いなく習っているであろう漢字においても、ひらがなで書く子が増えてきたような印象です。
タブレット端末などのせい、と一概には言えないと思いますが、漢字を書く能力が低下しているのは事実なようです。
漢字が書けない、というのは漢字の問題は言わずもがな、記述においてもよいことはありません。
字数制限に引っ掛かったり、採点者の印象が悪くなったり。
本文中に出てくる漢字をひらがなに直して書くと、減点になりますし。(その逆も然りです)
そもそも、ひらがなばかりの文章なんて、恥ずかしいとは思わないのでしょうか。
より漢字を覚えるには
漢字を覚えるには、練習することが一番です。
ただ、がむしゃらに練習するだけだとなかなか覚えられない場合もあります。
そこで、練習することと一緒に意識したらよい2つのことを書いていこうと思います。
1、漢字を使う
日頃から漢字を使うことが大事です。
習った漢字はもちろん、習ってない漢字も一度見たものは積極的に使っていきましょう。
漢字も知識の1つです。
知識は、使わないと定着しません。
漢字も同じで、覚えただけでは書けるようにはなりません。
積極的に使い、知識として定着させていきましょう。
筆者が小学生の時は、漢字の練習の際、覚えるべき漢字を使った文をいくつか考えて一緒に書く、ということをさせられた記憶があります。
今になって思えば、それも漢字を使うトレーニングだったのか、と理解しました。
もちろん、例文とセットで覚えるのも効果的です。
覚えるだけでなく、使うこと。
これを意識すると、より覚えられるはずです。
お子さんの漢字練習の際には、ぜひちょっとした短文を考えてもらってください。
2、漢字の持つ意味を理解する
漢字は、かな文字やアルファベットと違い、その文字単独で意味を持つ文字です(表意文字と言います)。
漢字は覚えているけど使えない、という子は、漢字をただ記号のように覚えていて、意味まで意識していないことが多いように思います。
漢字が持つ意味を合わせて覚えることで、特に熟語を書けない、ということは少なくなります。
熟語の意味を知っていれば、そこからその熟語を構成している漢字を思い浮かべることができるからです。
逆に、初見の熟語が出ても、構成している漢字の意味を知っていれば、その熟語の意味を類推することもできます。
ですので、意味もセットで覚えることで、書き取りの問題に困ることは少なくなります。
熟語の習得にもつながるので、自然と語彙力も強化されていきます。
漢字で困らないようにするために
常用漢字は、小学生~中学生の9年間をかけて、2136字を習います。
ですが理想は、学年に関係なく覚えていくことです。
習得が早ければそれだけ使う機会も増え、より深く知識として定着していきます。
余裕があれば、漢字検定などもどんどん受けさせてあげてください。
その勉強過程でたくさん練習しますし、語彙力の強化にもつながります。
早いうちから習慣づけていくことで、漢字には困らなくなるはずです。


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