こんにちは。金沢市国語塾です。
昨日の記事は、記述において使わない方がよい表現について、まとめました。
記述続きで、今日は作文問題の攻略について、書いていこうと思います。
作文ができないのはマズい
少し前、国の学力調査の結果が公表されました。
一部ニュースにもなったので、知っている方は知っていると思います。
とりわけ大きく取り上げられていたのが、国語記述の正答率の低さ。
中学校3年生の国語において、記述問題の正答率が25%ほど。
4人に1人しか正解していない、ということです。
そして、問題によっては3割の生徒が無回答、つまり白紙だったとも。
個人的には、こちらの方が問題だと思います。
問題に目を通しましたが、正解が決まっているものではなく、自分の意見を書く問題も多かったです。
作文問題に近いような内容です。
ですので、何かしら書けば点数をもらえる可能性が高いのです。
それなのに何も書かないのは、そういった問題について苦手意識が強いのではないか、と思います。
何を書けばいいか分からない。
おかしなこと書いてると思われないだろうか。
そもそも書くのがめんどくさい。
そういった作文への苦手意識を放置した結果が、この学力調査に表れていると考えています。
作文、苦手なままでは非常に危ないです。
なぜなら、入試頻出だから。
石川県の公立高校入試では毎年出題されますし、中学受験においても錦丘中など、出題されている中学校もあります。
作文問題は配点も大きいので、書けない=合格への道が遠のくことになります。
作文攻略の3ステップ
では、実際にどうやって苦手意識をなくしていけばよいのか。
今回は作文問題に絞って、得点できるようにするための3ステップを書いていきます。
作文の前に・・・書き写しのススメ
3ステップ、と言いながらその前にステップを追加してしまってます、スミマセン。
このステップは、記述そのものに抵抗がある子向けの内容です。
ですので、特にそう思わないのであれば、飛ばしても構いません。
記述においてまず大事なのは、とにかく書いてみること。
何事もそうですが、続けていくうちに抵抗感はなくなっていきます。
ですがいきなり感想文とか要約とか書きなさい、と言われてもやる気にはならないと思います。
ですので、まずは文章の書き写しから入ることをお勧めします。
書き写しも徐々にステップアップしていくのがいいでしょう。
いきなり新聞記事を丸々書き写せ、とか言われてもお子さんはやる気にならないでしょうし。
まずは学年相応の文章(教科書でもいいと思います)を2~3文ほど。
そこから徐々に長い文を。
最終的に400~500字くらいの文まで書き写しできるといいでしょう。
以前のブログでも少し書きましたが、この「書き写し」は正しい日本語を学ぶ上でも役に立ちます。
加えて、一字一句間違いなく書き写すことに気を付ければ、精読するクセもつけられます。
このように、文章の書き写しは記述の基礎になるだけでなく、その他国語に必要な力の基礎をいろいろと身に付けることができますので、おススメです。
ステップ1、型を知る、身に付ける
いよいよここから作文問題の攻略です。
まずは、作文問題の「型」を身に付けましょう。
ここでいう型とは、文章構成のことです。
特に200字作文では、以下の型を意識すると、まず書けないということはありません。
① 意見
自分の意見、考えを述べます。
② 理由
意見の理由を書きます。
③ 体験・見聞
意見や理由の裏付け、根拠となるような体験、見聞を書いて説得力を持たせます。
④ まとめ、将来の意思
最初の意見を、言葉を変えて繰り返し、字数に余裕があれば、将来の自分の行動、意思について書きます。
ほとんどの作文は、この流れで書けます。
たまに出題される、1段落に資料から読み取れることを書け、のような書き方指定の作文においても、これを応用することで問題なく書けます。
1段落目に書くことが指定されているのであれば、2段落目から意見を書き始めればよいのです。
その分、体験等はカットすることになるでしょう。
まずはこの型を覚えましょう。
ステップ2、短くまとめる
次に、ステップ2です。
何を書けばいいか分からない、という子は大体、頭の中でうまく考えがまとまっていない場合が多いです。
なので、次のステップは、先ほど覚えた型にしたがって、書きたいことを短くまとめることです。
いきなり100字や200字で書け、と言われてもなかなか難しいですが、短い文なら書けるのではないでしょうか。
意見を書きなさい、考えを書きなさい、賛成か反対か書きなさい、と様々な問われ方をしますが、それに合わせてまずは1文、書いてみましょう。
最初の1文が書けたら、次は理由です。
なぜ、そう思ったのか、そう考えたのか、1文書いてみましょう。
理由が書けたら、次は根拠です。
書いた意見にまつわる自分の体験や見聞を書いてみましょう。
最後に、まとめです。
このように、まずは1文、2文でも構いません。
細かく分けて、少しずつ書くのです。
そうすると、頭の中が整理されて、何を書きたいのか分かるようになってきます。
何なら、それぞれ箇条書きでも構いません。
短くまとめるところからやってみましょう。
ステップ3、問題を解く
ここまでできれば、実際に問題を解いていきましょう。
慣れないうちは、ステップ2で書いた短文を見ながらでも構いません。
とにかく型にしたがって書いていく練習を。
少し注意したいのが、テーマのズレです。
例えば、海についてあなたの考えを書きなさい、というテーマで出題されたとします。
書き始めは漂流ごみについて書いていたのに、ごみ問題に広がり、最終的には環境問題に行きつき、結論に「環境を守るために、自分ができることから取り組んでいきたい」
と、書いてしまう。
「海」が作文のテーマだったのに、「環境問題」の話にすり替わってしまっています。
こうなってしまうと、大減点です。
点数すら当たらないこともしばしばです。
こうならないように、書いた作文は必ず一度読み返しましょう。
この3ステップを守って練習していけば、必ず書けるようになります。
書けるようになれば、自然と苦手意識は消えていくはずです。
まとめ
・作文問題が苦手なままでは入試にかなり不利
・作文には「型」がある
・型を覚えて、練習を繰り返すことが大事
最後に、作文問題の添削は、必ず本人以外の目を通さないといけないです。
書いた本人では、間違いになかなか気付けません。
ご自宅でやるのであれば、必ずお母さんお父さんが目を通してあげてください。
maru塾では、作文に限らず国語の問題はすべて講師が丸付けし、添削します。
もしご自宅で添削がしんどい、ということであれば、ぜひお任せください。


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