概要
・時間は55分
・配点は40点/150点
・問題数は7~9問
・A3サイズの問題用紙3ページ分
・説明文を1つ、または同テーマの長文+短めの文章を読んで読解
・平均点は未発表
・漢字とローマ字の書き取りが1問ずつ。
・接続語の選択問題は頻出
・問題の最後に200字以内の作文問題
・難易度はそこまで高くはないが、読解、記述に慣れることが必須
文章の出典
2024年度 山極寿一「スマホを捨てたい子どもたち」(ポプラ社)
斎藤孝「大人の読解力を鍛える」(幻冬舎新書)
2023年度 伊勢武史「2050年の地球を予測するー科学でわかる環境の未来」(筑摩書房)
2022年度 森博嗣「読書の価値」(NHK出版)
「高校生と考える人生のすてきな大問題」(左右社)より
内山節「考えはどこから生まれてくるのか」
2021年度 渡辺弥生「感情の正体ー発達心理学で気持ちをマネジメントする」(筑摩書房)
2020年度 森川幸人「イラストで読むAI入門」(筑摩書房)
鈴木貴之「100年後の世界 SF映画から考えるテクノロジーと社会の未来」(化学同人)
問題種類別の出題内容と対策
出題が多い問題の種類をピックアップしました。
・漢字、ローマ字の書き取り
2024年度 「インサツ」の書き取り、「国家」をローマ字に
2023年度 「ジュウミン」の書き取り、「発生」をローマ字に
2022年度 「カンゼン」の書き取り、「社会」をローマ字に
2021年度 「セツメイ」、「ト」りの書き取り
2020年度 「キ」いて、「シハイ」の書き取り
漢字は標準レベルです。問題量も少ないので、普段から丁寧に覚えているのであれば、特別な対策は必要ないでしょう。
ローマ字は対応するアルファベットを覚えるだけでなく、各アルファベット4本線のどこに位置するかも合わせて確認が必要です。
・文法問題
2024年度 問題3 修飾語が係る言葉の選択
2023年度 出題なし
2022年度 出題なし
2021年度 出題なし
2020年度 問題2 述語に対応する主語の選択
出題こそ多くありませんが、あまり意識していない小学生も多い問題分野です。主語、述語、修飾語については、記述を書くうえでも気を付けたいポイントです。よく確認しておきましょう。
・抜け文補充問題
2024年度 問題5
2023年度 問題7
2022年度 出題なし
2021年度 出題なし
2020年度 出題なし
ちょっとわかりにくい表現ですが、本文から抜けた文がどこに入るかを答える問題です。接続詞や指示語も頼りに、抜けている文の前後の文がどこになるかを探していく必要があります。文同士の関係を把握する力を身に付けないといけません。
・接続詞選択問題
2024年度 問題2
2023年度 問題3
2022年度 問題2
2021年度 問題3
2020年度 出題なし
適切な接続詞を選ぶ問題です。2021年度より毎年出題されています。
そこまで難しいものは出題されませんが、各接続詞の役割を把握し、前後の文章の関係を読み取る力をつけておく必要があります。
・記述問題
2024年度
問題4 35~45字の記述×2、理由の説明、適文補充
問題7 10字以内の記述、まとめ、適文補充
2023年度
問題4 30~40字、理由の説明、適文補充
問題5 10~20字、指示語の内容説明
問題6 20~30字、理由の説明
2022年度
問題3 20~25字、指示語の説明、適文補充
問題4 25~35字、15~25字の記述、傍線部の説明、適文補充
問題6 (1)25~35字、表中の適文補充
(2)10~15字の抜き出し
2021年度
問題2 15字の抜き出し
問題4 15~20字、筆者の考えの記述
問題6 20~30字、根拠の説明
2020年度
問4 10~15字の抜き出し
問5 50~70字、例を交えて理由の説明
問7 30~40字、理由の説明、適文補充
記述問題については、年によって文字数、問題数がバラバラです。
ただ、近年の傾向を見ると、3題ほど出題される、と思っておいた方がよさそうです。
比較的、適文補充の問題(文の途中を答えるような問題)が多いです。
練習では、何を問われているのか、問を頼りに答えの箇所を探せるか、問題文に合わせた書き方ができるか、といったことを意識しましょう。
抜き出し問題は、最近になると出題が減っています。自分で答えを探し、解答欄に合わせてまとめる力が必要です。
・作文問題
2024年度 「言葉を使う上で大切だと思うこと」
2023年度 「地球温暖化を解決するためにあなたができること」
2022年度 「『読書』をするうえであなたが大切だと思うこと」
2021年度 「自分の感情をコントロールするためにどうしたらよいか」
2020年度 「これからの人工知能(AI)との付き合い方」
作文のテーマは、おおよそ問題文本文の題材と同じテーマのものが出題されます。なかなか書きづらいテーマも多いですが、具体例や体験を書く、第一段落に自分の意見を書く、など条件が付けられていたり、別途短い文章やグラフなどの資料もあるので、書くことに困ってしまう、ということはないかと思います。
逆に言えば、練習段階で1文字も書けなかった、という状態であれば非常にマズいです。
色々なテーマの作文を書いて、練習しておきましょう。
とにかく書いて、添削を受けることを繰り返すのが上達の近道です。
総括
問題別に必要な力をいろいろと書いてきましたが、要は読解力と記述力が求められるテスト、ということです。
本文のテーマについても、お子さんが普段触れないようなテーマの出題が多いです。文章自体は難解なものではないですが、馴染みがないばかりに、読解力がないと「なんの話をしているの?」となってしまいます。
記述や作文も、無策のままではとても書けません。
何度も読んで練習し、添削してもらい、傾向に慣れていきましょう。