こんにちは、金沢市国語塾です。
このブログを読んでくださっている方の多くは、お子さんの国語でお悩みの方だと思います。
では、なぜ国語に苦手意識を感じるのでしょうか。
というのも、国語が苦手な子は、国語という科目に対して、いくつか勘違いをしているのです。
今日は、その勘違いを読み解いていこうと思います。
勘違い1、国語は答えがない科目
まず1つ目の勘違いは、
国語は答えがハッキリしない科目である
ということ。
実際は、全くそんなことはありません。
作文などの自由記述以外の問題はすべて、答えがただ一つに決まります。
記述問題においても、書き方に多少の揺らぎはあるものの、別解が存在するような問題はまず出題されません。
ではなぜ、答えがハッキリしないと思ってしまうのか。
それは国語の学校授業に原因があります。
お子さんの国語の教科書が手元にあれば、ぜひご覧ください。
文章ごとの学習目標を見てみると、「~を考えよう」「~を味わってみよう」「~を想像してみよう」というフレーズばかりのはずです。
こういった問は、お子さんそれぞれで感じ方、とらえ方が違うので、もちろん答えは変わります。
つまり、ハッキリ「これが正解」と決めるような授業をしていないのです。
これが、「国語にはハッキリとした解答がない」と勘違いしてしまう理由です。
ただ、これは国語の授業が悪い、というわけではありません。
教育において、情操を養うことも非常に大切です。
国語の授業は、そういった役割も担っているためです。
なので、学校の授業とテストで求められることは違う、という認識が必要です。
出来るようになる最初の1歩として、答えは決まっていない、という考えは捨てましょう。
勘違い2、国語はセンスが必要
次の勘違いは、
国語にはセンスが必要である
ということ。
センスが必要=努力ではどうしようもない、ととらえてしまっているのです。
これは、やっても伸びないというイメージがあるゆえの勘違いです。
以前も書いたように、国語は勉強時間と点数が比例しない科目です。
点数を伸ばすには、コツコツと積み重ねる期間が必要です。
言い方を変えれば、伸びるまでやる必要があるのです。
それなのに、途中でやめてしまう。
結果、国語を伸ばすのにはセンスが必要だと勘違いし、自分にはそのセンスがないと思い込んでしまう。
国語を伸ばすために必要なのは、センスではありません。
他の科目と同じように、演習量を積み重ねることが大切です。
勘違い3、国語は対策のしようがない
最後の勘違いは
国語は対策不可の科目である
ということです。
確かに、数学や理科、社会は入試においても、見たことがある問題が出題されます。
完全初見の問題なんて、ほとんど出ません。
出たとしても、持っている知識を応用して解ける問題が出題されます。
対して国語は、出題される長文はほぼ確実に初見の文章です。
だから、対策なんてできない、意味がない、と思い込んでいる子が多いです。
もちろん、そんなことはありません。
数学や社会、理科において、見たことある問題が解けるのは、問題の解き方を理解しているからです。
国語においても、その「解き方」は存在します。
だから、文章は見たことなくても、解き方が分かれば解けるのです。
ただ、この「解き方」がクセモノで、学校では教えてもらえないのです。
だから、対策のしようがない、と勘違いしてしまうわけです。
もちろん、始めから対策は無駄だと思い込み、何もやらないのでは、解き方なんて一生身に付きません。
この解き方を身に付けるのには、正しい指導と演習の積み重ねが必要不可欠です。
まずは対策など無駄、という考えを改めましょう。
正しい認識を持ちましょう
国語が苦手な子、できない子は上のような勘違いから、「国語は勉強しても無駄」と思いこみます。
結果、何もやらないのでさらに苦手になっていきます。
勘違いはこの悪循環を生みます。
ですので、まずは勘違いを改めさせ、正しい認識を持つことが必要なのです。
・国語は答えが1つにきまる
・国語の伸ばすのにセンスはいらない
・国語は「解き方」を身に付けることが対策になる
maru塾では、個別指導により、この「解き方」を丁寧に解説します。
国語でお悩みであれば、ぜひご相談ください。


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