国語ができないとどうなる?

国語の勉強法

こんにちは。金沢市国語塾です。

当塾は国語専門塾なので、国語に関するブログを書いています。

基本的に、読んでいただいた方の助けとなるような内容を心がけているつもりです。

しかし、世の中には一定数、次のように考える方もいるはずです。

「国語なんてできなくても困らない」

まあ、そもそもそういう方は当塾のブログを読むどころか、HPを開いてすらいないと思いますが。

ただ、お母さんお父さんが「国語が大事だ」とお思いでも、お子さんがそう考えていない場合もあると思います。

そういった方に向けて、「国語ができないと何が困るのか」ということを書いていこうと思います。

もしお子さんが、「国語なんてできなくてもいいし!!」と言っているのならば、ぜひ今回の内容を話してあげてください。

他の科目で高得点が取れなくなる

まずは、学生生活にかかわることから。

国語ができないと、他科目の点数にも影響します。

なぜなら、国語は全ての科目の基礎だからです。

国語で養われる読解力、記述力は他科目においても重要です

特に難しい問題になってくると、設問の文も長くなり、記述の文量も増えます。

石川県公立入試クラスの問題になってくると、設問文章量、記述量ともにグッと増えます。

読解力、記述力がないと、高得点をとることが難しくなってきます。

よく主要5科で国語だけが悪い、という子がいます。

だから国語だけ悪くても何とかなる、と思われがちです。

が、そういう子は大体ある程度の読解・記述力を持っています。

他4科が90点台、国語だけ平均以下、という子はまずいません。

だから、他科目でも高得点をとりたければ、ある程度の国語力は必要だということです。

正しい文が書けなくなる

ここからは、実生活にかかわる内容を。

国語ができるかどうか、というのは、読解力と記述力があるかどうかにかかってきます。

つまり、国語ができないのであれば、その2つの力が欠けている、ということです。

このうち、記述力不足が招くのは、正しい文が書けなくなることです。

文を正しく書くことが求められる場面は、何もテストだけではありません。

入試関係で言えば、推薦依頼書、小論文。

その他にもレポートや履歴書などなど。

今書いているブログなどもそうですね。

たまに見逃してしまうことはありますが、適切な語彙、表現を使うようには意識して書いています。

国語ができないと、今書いている文が正しいのか、ということも分からなくなってしまいます。

この正しさ、というのは誤字脱字だけではありません。

年齢相応の、場面ごとにふさわしい表現で書くことも必要です。

そのような文章が書けないと、途端に印象が悪くなってしまいます。

国語が出来ないと、今後の生活にも悪影響を与えるわけです。

文意が読み取れなくなる

最後は、読解力の低下です。

読解力。

何も国語だけにかかわるものではありません。

記述力と同じく、日常生活においても必要なスキルです。

昨今、インターネットの発達により、メールやSNSで人とやり取りをすることが格段に増えました。

これらの手段を使ってのやり取りは、大体が文字のみです。

直接会って話すのであれば、相手の表情から感情が読み取れます。

電話でも声色で、なんとなく伝わります。

ですが文字だけのやり取りでは、そのどちらもありません。

文脈で判断する必要があるわけです。

なので、読解力がないと、相手の気持ちも読み違えてしまう恐れがある、というわけです。

結果、空気の読めない、的外れな解答をしてしまうかも。

文意が読めなければ、空気も読めない。

さすがに少し言い過ぎかもしれませんが、読み違い、というのは実際に身の回りでもよくあります。

例えば、以前少し話題になり、ブログでも触れた、「無言の帰宅」の話。

「無言の帰宅」というワードが分からなかったとしても、文脈から類推はできるはずです。

それができないから、とんちんかんな返答をしてしまうわけです。

昨今のニュース記事もそうです。

耳目を集めるために派手な見出しを付けて、いざ中身を読んでみると全然違う内容だったということ、以前より増えている印象です。

こういう記事も読解力がないと、タイトルから受ける印象だけを読み取ってしまい、全く違う解釈をしてしまう。

このように、文意が読めないと、情報を正しく受け止められないようになってしまいます。

情報を読み違えてしまった結果、騙されたり、偏見が生まれたり、偏った思考になったり。

読解力がないと、そんな大人になってしまう危険性があるのです。

まとめ

・国語ができないと、他の科目の点数も落ちる
・国語ができないと、生活にも支障をきたすようになる

お子さんに伝えてあげてほしい、とは書きましたが、大人になったときのことなど、未来の話をしても、あまり聞いてくれないと思います。

ですので、他科目のテストの点数にもかかわってくる、ということをメインに伝えてもらえたら、と思います。

国語ができないと、他の科目もできなくなる。

先ほども書きましたが、他の科目はできないけれど、国語だけものすごく点数がいい、という子はほとんどいません。

これまでの講師人生、そういう子と出会ったことがありません。

国語ができる子は、大体他の科目もできることが多いです。

逆に、国語だけ悪い子は、今後注意が必要です。

問題の難易度が上がると、一気に点数を落とす可能性があります。

受験のためにも、今後のためにも、国語力を鍛えることはとても大事なのです。

説明会に申し込む

コメント