国語の伸び方②

国語の勉強法

こんにちは、金沢市国語塾です。

前回、国語の伸び方の話をしました。

今日は、その続きです。

国語はちゃんと伸びる、伸び方が他の科目とは違う、ということをご理解いただけたかと思います。

もし、まだ読んでいないのであれば、そちらを読んでから今日のブログを読んでいただけた方が、よりご理解いただけると思います。

コツコツ期はいつまで続くの?

前回、コツコツ期と覚醒期を繰り返して国語は伸びていく、という話まで書きました。

そうなると、お母さんお父さんは以下の疑問が出てくるはずです。

このコツコツ期はいつまで続くのか?

コツコツ期、言ってしまえば成績が伸びない期間です。

伸ばすためには必要不可欠ではありますが、伸びない期間は短い方がいい、と誰しも思いますね。

結論から書きます。

コツコツ期の期間は、お子さんによって異なります

1か月、2か月で覚醒期を迎える子もいれば、1年たっても伸びない子もいる。

本当に様々です。

では、やってみるまで分からないのか、というわけではありません。

ある程度の“傾向”はあります。

コツコツ期が短い子の傾向

コツコツ期の短い子の傾向を話す前に。

まず大前提として、国語の力を伸ばそう、という意思を本人が持ったうえで継続しないといけません

お母さんお父さんがどれだけ「我が子の国語を伸ばしたい!!」と思っても、お子さんご本人にその意思がなければ、まず上がりません。

保護者に言われるがままに通っているようでは、ダメです

そのことは前提として、覚えておいてください。

さて、ここからコツコツ期が短い子の傾向を話していこうと思います。

大きく分けて4つほどありますので、順番に紹介していきます。

一定の読解力がある子

まずは、一定の読解力を有している子です。

文を読み、文意がある程度理解できているのであれば、一定の読解力があるとみなしてよいと思います。

このような子はそれなりにいます。

ある程度の読解力がなければ、他科目の問題を解くことも難しいので、「国語だけ点数がよくない」という子は、それなりに読解力があると言えます。

世の中のことに関心・知識がある子

2つ目は、世の中のことに関心があり、知識がある子です。

知識がある、ということについては、常識、前提、そういったものを分かっている、と言い換えてもいいと思います。

こういう子、少ないです。

色々なことに関心がある子も少ないですし、知識がある子も少なくなっている印象です。

ホントかな?と思う方は、お子さんに色々質問してみるといいと思います。

こちらが思っている以上に、知らないことが多いです。

学年相応の語彙力がある子

3つ目は、学年相応の語彙力がある子です。

これも、相当少ないです。

学年相応なんて、学校で勉強していれば身に付くんじゃないの?と思う方もいると思います。

残念ながら、学校だけでは身に付かないのです。

以前のブログでも書きましたが、語彙は意識的に学ばない限りは、なかなか身に付きません。

ただ、お子さんに「分からない言葉はなかった?」とそのまま聞いても、「なかった」と返ってくるだけだと思います。

でも細かく聞いてみると、ちゃんと説明できない語がゴロゴロ出てくるはずです。

知っているつもりになっている語彙は多くても、本当に意味を理解している語彙は少ないのです。

学年以上どころか、学年相応すら習得していない子が大半なのです。

講師の指導を守れる子

最後に、講師の指導を素直に聞ける子、守れる子です。

こちらがやって、と言ったことを丁寧にやる子です。

こういう子も案外少ないです。

お母さんお父さんも経験ないでしょうか?

手伝いをして、と子供に言って、何をしてほしいか説明したのに、その説明の通りできていない。

素直に指示を聞ける、指導を守れる。

当たり前だと思いますが、意外とできていない子が多いのです。

一斉授業では伸びない

ここまでコツコツ期が短い子の特徴を書いてきましたが、1つ決定的な要素があります。

それは、

クラス式の一斉授業では、覚醒期は訪れない

ということです。

各個人で国語ができない要因は違いますし、能力も違います。

テクニック的なものを伝えれば学力に関係なく使える、と思う方もいるかもしれませんが、そのテクニックを使うにもそれ相応の理解は必要です。

なので必然的に、一人ひとり教える内容は変えないといけないわけです。

だから、一斉授業はほとんど意味がありません。

誰にも合わせていないので、誰にとっても意味のないものになってしまいます。

国語に限らずかもしれませんが、一人ひとりを以下に正確に見るか、ということが問われますし、それができるかどうか、ということが塾の価値だと思います。

まとめ

・コツコツ期は子供によって長さが違う
・ある程度の読解力、語彙、世の中への関心・知識、素直さが大事
・一斉授業では上がらない

このブログと前回のブログを読んでいただき、maru塾が個別指導な理由を理解していただいたと思います。

というか、個別指導でしか国語は伸びないのです。

丁寧な指導を受け、実践してもらうことで、確かな国語力が身に付くはずです。

もし、今の環境で国語が伸びず、お悩みであれば、ぜひご相談ください。

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