こんにちは。金沢市国語塾です。
以前のブログで、少しだけ国語の点数の上がり方の話をしました。
そのブログでも少し触れましたが、多くのお子さん、そしてお母さんお父さんが、
「国語は勉強しても伸びない」
とお考えだと思います。
結論を書くと、それは間違いです。
センスも才能も必要なく、努力次第で伸びる科目です。
では、伸びないと感じるのはどうしてか。
そのことも説明しつつ、国語の伸び方、というものを説明していきます。
少し長くなるので、2回に分けて書いていきます。
国語の点数は勉強量に比例しない?
まず、国語の成績の上がり方について。
以前のブログでも少し触れましたが、改めて書いていきます。
テストの点数というものは、勉強時間や量に比例して徐々に上がる、というイメージがあると思います。
例えば、数学や理科、社会。
これらはこなした演習量に対して、結果が出やすい科目です。
お子さんによっては、50点台だったのがいきなり80点台になった、ということも起きやすい科目です。
ですので、国語も同じように、やった時間、量に比例して点数が上がっていく、と思われがちです。
残念ながら、そうではないのです。
勉強時間、量と点数が比例しないのです。
事実、maru塾でも、通い始めてしばらくは結果が出ない生徒が大半です。
お子さんも同様の経験があるのではないでしょうか。
国語もそのほかの科目と同じように、それなりに勉強しているように見える。
でも、他の科目より点数が伸びない。
他の科目より力を入れても、なかなかできるようにならない。
そんなお子さんの姿を見てきた方は多いと思います。
コツコツ期と覚醒期を繰り返す
では、どれだけやっても上がらないのか。
上がるか上がらないかは、その子の才能次第なのか。
最初にも書きましたが、決して、そんなことはありません。
国語は、コツコツと積み重ねていくとある瞬間、急に伸びます。
ずっと50後半~60点をウロウロしていたのに、ある時急に70点がとれるようになった。
問題集の正答率が6割ほどだったのに、ある時急にほとんどまちがえなくなった。
こんな感じで突然、できるようになるタイミングが来ます。
これを覚醒期、と呼びましょうか。
この覚醒期を迎えて、一段レベルアップするわけです。
反対に、伸びるまでの期間をコツコツ期とします。
こんな感じで伸びるわけです。

覚醒期、と書くと、ある一時しか点数が上がらないのか、と思うかもしれませんが、この覚醒期は1~2か月続きます。
そして、また継続していくと、どこかでまた覚醒期が訪れます。
最初のイメージの続きを書くと、
50~60点だったのが、ある時から70点取れるようになる
↓
続けていくと、またある時には80点に
↓
さらに続けて、ある時から90点、100点をバンバン取ってくるようになる
このように、国語は、コツコツ期と覚醒期を繰り返しながら伸びていきます。
継続しないと上がらない
このように、国語も継続することでちゃんと点数が上がるのです。
ではなぜ、「国語は勉強しても伸びない」というイメージがあるのでしょうか。
これには、先ほど書いた点数の上がり方が関係しています。
覚醒期が来るまではなかなか伸びない、ということを書きました。
やっても伸びない、と感じている人の多くは、この覚醒期を迎える前にやめてしまっています。
他の科目と違って、量に準じた結果が出ない。
それで、「やっても伸びない」と判断して、やめてしまう。
結果、覚醒期は来ないわけです。
つまり、やっても伸びないのでなく、伸びるまでやっていないのです。
継続できれば、どこかで上がる。
そう思えずに途中でやめてしまっているのです。
だから、国語を伸ばすのにはセンスも才能もいりません。
覚醒期を迎えるまで、地道に継続することが必要なのです。
まとめ
・国語の成績は量に比例しない
・コツコツ期と覚醒期を繰り返しながら伸びていく
・覚醒期が来る前にやめてはいけない
再度書きますが、国語が伸びないのは、伸びる前にやめているからです。
伸ばしたければ、覚醒期を迎えるまで続け、さらにその後もコツコツ積み重ねないといけないのです。
では、このコツコツ期はどれくらい続ければよいのでしょうか?
そのことについて、次回話していこうと思います。


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