国語の伸び方①

国語の勉強法

こんにちは。金沢市国語塾です。

以前のブログで、少しだけ国語の点数の上がり方の話をしました。

そのブログでも少し触れましたが、多くのお子さん、そしてお母さんお父さんが、

「国語は勉強しても伸びない」

とお考えだと思います。

結論を書くと、それは間違いです。

センスも才能も必要なく、努力次第で伸びる科目です。

では、伸びないと感じるのはどうしてか。

そのことも説明しつつ、国語の伸び方、というものを説明していきます。

少し長くなるので、2回に分けて書いていきます。

国語の点数は勉強量に比例しない?

まず、国語の成績の上がり方について。

以前のブログでも少し触れましたが、改めて書いていきます。

テストの点数というものは、勉強時間や量に比例して徐々に上がる、というイメージがあると思います。

例えば、数学や理科、社会。

これらはこなした演習量に対して、結果が出やすい科目です。

お子さんによっては、50点台だったのがいきなり80点台になった、ということも起きやすい科目です。

ですので、国語も同じように、やった時間、量に比例して点数が上がっていく、と思われがちです。

残念ながら、そうではないのです。

勉強時間、量と点数が比例しないのです。

事実、maru塾でも、通い始めてしばらくは結果が出ない生徒が大半です。

お子さんも同様の経験があるのではないでしょうか。

国語もそのほかの科目と同じように、それなりに勉強しているように見える。

でも、他の科目より点数が伸びない。

他の科目より力を入れても、なかなかできるようにならない。

そんなお子さんの姿を見てきた方は多いと思います。

コツコツ期と覚醒期を繰り返す

では、どれだけやっても上がらないのか。

上がるか上がらないかは、その子の才能次第なのか。

最初にも書きましたが、決して、そんなことはありません。

国語は、コツコツと積み重ねていくとある瞬間、急に伸びます

ずっと50後半~60点をウロウロしていたのに、ある時急に70点がとれるようになった。

問題集の正答率が6割ほどだったのに、ある時急にほとんどまちがえなくなった。

こんな感じで突然、できるようになるタイミングが来ます。

これを覚醒期、と呼びましょうか。

この覚醒期を迎えて、一段レベルアップするわけです。

反対に、伸びるまでの期間をコツコツ期とします。

こんな感じで伸びるわけです。

覚醒期、と書くと、ある一時しか点数が上がらないのか、と思うかもしれませんが、この覚醒期は1~2か月続きます。

そして、また継続していくと、どこかでまた覚醒期が訪れます。

最初のイメージの続きを書くと、

50~60点だったのが、ある時から70点取れるようになる

続けていくと、またある時には80点に

さらに続けて、ある時から90点、100点をバンバン取ってくるようになる

このように、国語は、コツコツ期と覚醒期を繰り返しながら伸びていきます。

継続しないと上がらない

このように、国語も継続することでちゃんと点数が上がるのです。

ではなぜ、「国語は勉強しても伸びない」というイメージがあるのでしょうか。

これには、先ほど書いた点数の上がり方が関係しています。

覚醒期が来るまではなかなか伸びない、ということを書きました。

やっても伸びない、と感じている人の多くは、この覚醒期を迎える前にやめてしまっています

他の科目と違って、量に準じた結果が出ない。

それで、「やっても伸びない」と判断して、やめてしまう。

結果、覚醒期は来ないわけです。

つまり、やっても伸びないのでなく、伸びるまでやっていないのです。

継続できれば、どこかで上がる。

そう思えずに途中でやめてしまっているのです。

だから、国語を伸ばすのにはセンスも才能もいりません。

覚醒期を迎えるまで、地道に継続することが必要なのです。

まとめ

・国語の成績は量に比例しない
・コツコツ期と覚醒期を繰り返しながら伸びていく
・覚醒期が来る前にやめてはいけない

再度書きますが、国語が伸びないのは、伸びる前にやめているからです。

伸ばしたければ、覚醒期を迎えるまで続け、さらにその後もコツコツ積み重ねないといけないのです。

では、このコツコツ期はどれくらい続ければよいのでしょうか?

そのことについて、次回話していこうと思います。

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