こんにちは。金沢市国語塾です。
前回記事では、丸付けが終わった答案の見直しについて触れました。
それと関連するかと思いますが、同じ問題の見直しについてです。
同じ問題を解くことの意味
Googleで、国語読解で同じ問題を解くことの意味を尋ねると、maru塾の過去記事がトップに上がってきます。
その記事でも少し触れていますが、これが今日の話に繋がります。
まず、人の記憶と経過時間との関係について確認しておきます。
個人差が大きいことではあるので、あくまで一般的かつ標準的な数値として知られているものを挙げておきます。
記憶が薄れるまでの目安期間
- 数日〜1週間以内
• 内容や答えをかなり覚えている可能性が高い
• 解き直しても「答えを思い出す」だけになることが多い - 2〜3週間後
• 細かい選択肢や記述内容は忘れているが、「見たことある」という感覚は残る
• 再挑戦すると「なんとなく覚えてる」状態 - 1か月以上経過
• 多くの人は問題の内容や答えをほとんど忘れている
• 初見に近い感覚で解き直せることが多い
前述のとおり、個人差に依るところが大きいのですが、1ヶ月以上経つと大抵の人は、過去に解いた問題も初見問題のように解き直せるということのようですね。
同じ問題を解いて解法をチェックする
この「1ヶ月以上」を利用しない手はないと思います。
1ヶ月以上経って、同じ読解問題を解いてみるのです。
その結果、丸付け後に見直して解答・解説を参考にした答案と同じ答えが書けているなら、読解の技術は身に付きつつあると見て良いでしょう。
逆に、正解に辿り着いていないなら、まだまだ根拠に乏しい直感を頼りにしていたり、自分独自の視点などから、その場だけの解答を作っていると思われます。
まとめ
解法が身に付きつつあるなら、そのまま読解の演習をたくさん行えば問題無いと思えます。
では、解法が身に付いていないと思える場合、どうすれば良いのでしょうか。
その場合、読解問題で演習する心構えを根本から変えるしかないのではないでしょうか。
読解問題の演習は、その問題だけを解けるようする練習ではなく、「解法技術」を学ぶ練習です。
解答・解説で何を学ぶのか。
答えではないですよね。
答えに辿り着く「プロセス」を学ぶのですよね。
国語読解の解法を学ぶ道は長いです。
時間がかかります。
しかし、それを地道に続けることによってのみ、いつでも同じ答え、正解を出せるようになるのです。
国語塾maru塾は、国語の解法技術を教える塾です。


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