こんにちは、金沢市国語塾です。
丸付けを委ねることについて
先日の記事で、「自分での丸付けを推奨しない」と書きました。
ということは、第三者(先生など)に丸付けをしてもらうということになりますが、誤解して欲しくないのは、丸付けを「丸投げ」しろと言っているのではありません。
一次採点(1回目の丸付け)を先生にしてもらったら、その答案を自分で解答・解説と見比べる、読み比べることで、ようやく自分がどう読み違えたか、どう書き違えたかを理解することができるのです。
詳細な解説があれば、必ず、解説を読むこと。
先生に丸付けしてもらって(少し極端な言い方をすると、先生に丸付けをさせて)、それで終わりというのであれば、自分で丸付けするほうが何倍もましです。
先生から不正解とされたり、間違っている部分を指摘・修正された場合、そのようにされた根拠を問題集の解答解説で確認しなければ意味がありません。
問題集の中には、あまり詳しい解説が載っていない問題集というのもあります。
その場合は、必ず、先生から説明を受けてください。
むしろ、積極的に先生に説明を求めてください。
丸付けの終わった答案で気付いて欲しいこと
読解の記述問題で、その解答内容が正解とかけ離れている場合、生徒は「間違った」と強く認識します。
しかし、間違った生徒からすると、大した間違いでないと思ってしまうような問題にこそ、落とし穴があります。
例えば、
・「 」に当てはまる言葉を文章中から○○字で書き抜きなさい。
という問題で、この字数が10数字の場合、該当部分を見つけられているなら、あまり間違うことがないのですが、字数が30字~40字前後になると、字数が多かったり少なかったりします。
つまり、正確に字数を数えていないのです。
字数を数えるときは、10字ごとに目印を付けて正確に数えてください。
本人は正解したつもりになっていますが、これで4点前後、落とします。
・主人公の~の様子を表している一連の二文の最初の5文字と最後の5文字を書き抜きなさい。
最初の一文を見付け、この一文の前後5文字だけ書いてしまう生徒も多いです。
逆に、一文を見付けろと問うているのに、途中の句点を見落とし、複数文を選んでしまう誤答もよく見ます。
これらの間違いに対しての生徒の反応ですが、半分正解したかのような気分になっているのではと感じることも多々あります。
的を外している誤答より、ある意味もっと深刻なミスだと思います。
こういう間違いに対しては、十分な危機感を持つことが必要と思われます。
まとめ:何を間違えたかが重要
国語読解だけに限った話ではありませんが、間違ったときこそ学習機会となります。
ただ、合った、違ったではなく、どこを間違ったのか。
内容なのか、注意不足によるミスなのか、もっと言うと、問題の読み方が雑なのかということです。
国語の問題は、抜き書き問題であっても選択問題であっても、設問自体を注意深く読まなければなりません。
そして、丸付けされた答案を納得いくまで自身で分析しなければ、演習している意味がありません。
国語塾maru塾では、厳しい目による丸付け(添削)をしています。
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