石川県の公立高校入試も「実用文」時代に?
まず知っていただきたいのは、2025年の「共通テスト(旧センター試験)」において、国語の出題形式が大きく変わったという事実です。
変更点のひとつは「試験時間の延長(80分→90分)」でしたが、実はそれ以上に注目すべきは、新たに「実用文」と呼ばれる問題が追加されたことです。
実用文とは、以下のような、実社会で使われるタイプの文章です:
・お知らせ・案内・通知などの連絡文
・説明書、マニュアル、報告書
・広報・企画・提案文書
・広告・キャッチコピー
・表・グラフ・図解が付いた文章
こうした文書を正確に読み取り、設問に答える形式が主流になりつつあります。
そしてこの流れは、高校入試にも影響を与え始めているのです。
たとえば、近年、数学で「箱ひげ図」が出題されるようになったのも、共通テストの影響。つまり、大学入試の改革が高校入試に波及する傾向は、これまでも繰り返し見られています。
国語も同様に、2026年の石川県高校入試において、「実用文」や「複数資料を読み取る設問」が出る可能性が高まっているのです。
なぜ石川県の過去問だけでは足りないのか
ここで注意してほしいのは、石川県ではこれまで「実用文」が出題されたことがない、という点です。
そのため、石川県の過去問だけを何年分も解いても、「実用文」や「複数テキスト読解」にはまったく対応できないのが実情です。
しかしながら、多くの塾や受験生は、例年通り3年〜5年分の県内過去問を解いて、安心してしまっている…。
これははっきり言って非常に危険な状態です。
つまり、これまで通りの学習では「対応不能」な出題が来る可能性が高いということです。
また、新傾向問題は単に形式が変わるだけではありません。
情報整理・要約・意図把握・批判的思考など、これまで以上に複合的な読解力や思考力が求められます。これを訓練しておかないと、設問の意味すら把握できず、得点につながらないという事態が現実的に起こりうるのです。
国語の入試は「全国基準」で考えるべき
2026年度以降、国語の入試はもはや「県内対策だけでは不十分」な時代に入ったと考えるべきです。その理由は、すでに複数文章の読解問題が全国で広がっているからです。
2024年度には、全国で6つの都道府県の入試でこの形式が確認されています。この流れが加速するのはほぼ確実で、石川県も例外ではありません。
実際、ある県では、パンフレット+Eメール文+グラフを組み合わせて読み解かせる出題もありました。こうした問題は、「読み取る力」「考える力」「比較する力」を一度に問う、非常に実践的な内容です。ですから、これからの国語対策には、
・石川県以外の高校入試問題にも目を向けること
・多様な文章タイプに触れること
・図表・資料・イラストの読解もトレーニングすること
が不可欠です。つまり、全国の入試問題を参考にしたトレーニングが必須となっているのです。
maru塾の国語対策が選ばれる理由
maru塾では、こうした教育現場の変化にいち早く対応し、夏以降から「全国レベルでの国語対策」を進めています。
これには理由があります。
国語という教科は、短期間で急激に力が伸びにくい教科です。だからこそ、夏の早い段階から受験実戦問題取り組み、慣れることが重要なのです。
また、maru塾の国語指導では、教室長がすべての記述問題を直接添削します。多くの塾で見られるような「自己採点まかせ」ではなく、一人ひとりの考え方にしっかり向き合う姿勢を大切にしています。また、単に「正解はこれです」と示すだけでは終わりません。「なぜこの答えが不正解なのか」「なぜ他の選択肢が誤りなのか」といった深い解説を通して、真の読解力を育てます。表面的な点数だけでなく、本質的な理解を重視した指導。それがmaru塾の国語の強みです。
国語こそ「塾選び」が重要です。
まとめ:国語の未来を見据えた学びを
石川県の高校入試も、これからは「実用文」「複数資料型」「図表読解」など、より実践的で複雑な問題が登場する可能性が高まっています。「今まで通り」では通用しないのが、これからの国語です。
maru塾では、そうした未来を見据え、全国規模での対策を通じて、一人ひとりの読解力を着実に伸ばしています。ぜひ、この夏から、国語力を武器にする学びを始めてみませんか?
maru塾は、石川県で頑張る子どもたちとそのご家庭を、全力で応援しています。
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