令和7年度石川県公立高校入試合格者平均点

令和7年度公立高校入試における合格者の平均点が発表されました。
国語塾であるmaru塾は、国語について考えてみますので、他の科目はあまり深く掘り下げません、悪しからず。

まず、令和6年度(以後、昨年と表記)の国語の平均点ですが、67.2点と異様に高い合格者平均点でした。
もちろんこれは5科目の中で一番高いものでした。

そして、令和7年度(以後、今年と表記)の国語平均点は、54.7点。
昨年より12.5点下がったことになりますので、単純には今年は難しかったということになるでしょう。

実は、今年も5科目の中では一番平均点が高かった科目なのです。
そこで、もう少し別の見方をしてみます。
昨年の2番めに高かった科目は理科の52.0点で、国語は+15.2点。
今年の2番めに高かった科目は英語の51.6点で、国語は+3.1点。
やはり、昨年の国語は、平均点の高さが突出していますね。
そして、今年はやはり国語が難化したことを数字が語っています。

ところで、去年と今年、国語の平均点が5科目の中で一番高いということから、国語は易しいのでしょうか。

もちろん、違います。
残念ながら科目別の得点分布が発表されていませんので詳らかではありませんが、平均点周りに度数が集中しているのではないかと思います。
つまり、本当の高得点者はそれほどいないのではということです。

上位公立高校の合格者となるためには、各科目平均点+15点〜20点以上必要になります。
国語でも同様です。
つまり、平均点が高い科目ほど、この+15点〜20点を取ることが難しいということです。

皮肉なことですが、平均点の高い国語は、上位校を目指す者にとって、平均点が高いほど難易度が高いことになります。

それでは、また。


コメント