4月26日、快晴。
今日も国語読解添削、いきます。
入塾間もない中学3年生のテキストから。
前回と同様、今回もタイトルに言いたいことが入ってます。
まず、添削前の答案です。

今年度に取り上げたどの中学3年生とも違う生徒なのですが、先に取り上げた生徒同様、本文に線引きはなく、選択肢問題も答えだけ選んでありますね。
ただ、これについては、間違ったときに本文を真っ赤にして説明しますので、今日のところは題名に絡んだところだけ。
では、添削(丸付け)後の写真です。

科学と技術の間の「と」の字に赤点が付けてありますね。
この赤点・は「と」に付けたものではなく、答えが「・」なのです。
右横の問題に赤線を引いたので見てください。

赤線の上の問題文の一部、「書き抜きなさい」が読めますでしょうか。
すこし斜めになっているので読みにくいですが。
これが題名の「書き抜け」に当たります。
実は、赤線の(符号も字数に含める。)がヒントになっています。
符号も字数に含めると問題文にあれば、答えに符号が含まれる可能性おおありですよね。
引っ掛けでない限り、ほぼ確実と言って良いのではないでしょうか。
では、正解を本文で確かめてみましょう。

実は、この「科学・技術」という対は、本文中、至る所にあります。
これら全部に赤丸を付ければ、今日の添削も真っ赤になったのですが、それは止めました。
本文のどこかに「科学と技術」という記述があれば、もちろん正解にして丸をつけたんですが、2回精査しても見つけられませんでしたので、「科学と技術」という文言は、生徒の自作でしょう。
「本文から書き抜け」というからには、一字一句同じでなければなりません。
同意語であってもダメなのです。
しかも、問題文にヒントがあったわけです。
入試では3点〜4点くらいの配点になるかもしれないわけで、分かっていたのに貴重な点数を失うところでした。
生徒には、重点的にこのことを伝えました。
それでは、また。
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