本日の国語読解添削 その1 中学3年生

国語読解塾

新学期も始まり、maru塾の国語教材も新学年用になりました。
これを機に、しばらくは国語演習に使っている読解用テキスト教材の添削の様子を伝えようと思います。

本日4月17日の添削は、中3生のテキストからです。

まず、添削前の解答です。

右半分の手順4の問題ですが、字数が微妙に少ないですね。
左半分の最後から2番めの問題が無解答となっています。
頑張って考えた上で解らなかったのなら仕方ないですが、簡単に諦めた可能性もありそうです。

これを添削すると、

となるのですが、当然、上で予告した箇所に赤ペンが入ります。

最初の解答内容は、概ね主旨は捉えているのですが、残念ながら問題に答えていません。
というのも、問題は「このこと」が指す内容を示せと言っているのですが、生徒はかなり離れたところから内容をまとめて来ました。
「この」という指示連体詞は、前の文脈の内容を指すことがほとんどです。
ですから、すぐ前の文から書き抜かなければなりません。
そのことを赤ペンで示すとともに、生徒に説明しました。

次の無解答となった問題についてです。
これは漫然と探していたために見つけられなかったのではないかと思います。
キーワードは「哲学の道」なのですが、このキーワードは至る所に出てきますので、それだけでは絞り切れません。
しかし、もうひとつ手がかりとなる言葉があります。
「特別な仕掛けはない」という言葉です。
これに目を付けると、「東山の道」という答えを見つけることが出来ます。
ただ、これを答えとして書くと解答欄が埋まりませんので、この「東山の道」を説明している部分を答えにするという流れでした。

国語読解の正解は、直感だけで見つけられるものではありません。
必ず、その正解の根拠が本文中にあります。
常にそれを意識して解くことが大事です。

それでは、また。

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