【国語読解塾】第5回ROT添削

国語読解塾

こんにちは。

雪、大変ですね。

どうやら、しばらく続くようですね・・・。

皆様、十分お気をつけください。

さて、今日もROT添削をしていきます。

今日見ていくのは、写真の最後の問題です。

こういった長い記述を見ると、固まってしまう子も多いのではないでしょうか。

石川県公立入試でも、90字まではほぼ出ませんが、70字以内の記述は毎年のように出ているので、対策必至ですよ。

今回の問は、ミツバチの行動とヒトの行動の相違点をまとめる問題です。

このうち、ミツバチについてはすでに書かれています。

なので、今回はヒトの行動についてまとめたらいいわけです。

まず見るべきは、記述部の前文。

「~ヒトは、極めて戦略的に反応し、」

とヒトについても少し書いてあります。

なので、まずはこれと近いところを本文中から探しましょう。

すると、本文の最後、

「ヒトは、他者の意図を敏感に察知し、極めて戦略的に反応する『空気を読む』動物なのです。」

という一文が見つかりました。

ですが、この部分だけでは少し抽象的すぎますし、何より文字数が全然足りません。

次に見るべきは、指定語句「生き残り」です。

これを本文から探しましょう。

すると、22段落最初の文

「したがって、~定着しません」の文中に見つけられたと思います。

このあたりで、22段落の内容をまとめたらいい、と気づくはずです。

では、どうやってまとめましょうか。

今回、記述部の前文は、ミツバチの行動について、具体的に書いてあります。

それと対比させるので、ヒトの行動についても具体的に書く必要があるわけです。

22段落で一番具体的に書かれているのは、22段落2文目、全体の125行目から始まる文です。

2つ目の「したがって~」で始まる文ですね。

今回、この文の書き抜きでほとんど正解です。

ただ、「生き残り」という指定語句が含まれていないので、少しだけ文を変えます。

具体的には、

「当の個人にとって不利益をもたらす可能性が~」

のところを、

「当の個人の生き残りにとって不利益をもたらす可能性が~」

としたり、

不利益=生き残りに不利と考えて

「当の個人の生き残りにとって不利になる可能性が~」

と言い換えたりしてあげましょう。

ですので、模範解答は

「まわりの評価と独立に自分の目だけを信じて判断を下す」ことが当の個人の生き残りにとって不利益をもたらす可能性が少しでもあるなら、評価においてまわりに全面的に同調する。

となります。

今回の問題みたいに、文章の表現をそのまま持ってこれる問題は多いです。

特に、

「文章中の言葉を使って書きなさい」

とか

「○○(文章中に出てくることば)を使って書きなさい」

と指示されている場合は、特にそのまま使えることが多いです。

設問をよく読んで、答えを導き出しましょう。

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