こんにちは。
本日は私立高校の受験日でした。
中学3年生の皆さん、お疲れ様でした。
ですが、国立、公立を受験する子は今からが本番です。
受験直後でお疲れかもしれませんが、頭を切り替えて次の入試に備えましょう。
さて、今日は第4回目のROT添削です。
今回も前回までと同じ写真から。
残っているのは最後の問題ですね。

この問題を見て、まず確認するべきは2行目の文、
「~とあるが、筆者がこのように考えるのはなぜか。」
の部分です。
この文を見た瞬間、何か理由を問われているのだな、と分からないといけないです。
この問題でいえば、筆者が「私たちの~なってくる」と考える理由を問われている、と理解できるようになってください。
さらに、理由を問われているので、文末には
「~から」、「~ため」
が来るはずです。
答え方も、これに合わせないといけないです。
次に、記述の書き出し部分にも注目です
「自分自身が」という書き出しに続くように書け、という指示ですが、このワードも大きなヒントになります。
これと同じ言葉、近い意味の言葉を探すことができれば、近くに答えとなる文が書いてあるはずです。
ここまで理解したうえで、本文に目を通します。

まずは、傍線部より後の「~から」や「~ため」を探しましょう。
理由を問われる問題はこの「から」「ため」が大きな目印になります。
今回の文章を読んでいくと、本文中最後の文章が「~になるからだ。」で終わっていますね
つまり、この文が理由を記した文章になるはずです。
他には、「だから」などの順接の接続語も目印になります。
よくある問題のパターンとしては、傍線部が「だから」から始まっているものがあります。
この場合は「だから」の直前の文に理由が来ていることがほとんどです。
さらに、「~になるからだ」の手前を見ると、
「私たち自身に~」というワードもあります。
これは問題文の書き出し、「自分自身が」と同じ意味のワードです。
ここからも、最後の文の内容が答えになる、と判断ができます。
後はこの文をまとめるだけです。
字数に注意してまとめると、
(私たち自身が、)体験からどれだけ深い「知識」を導き出せるかということが問われるようになるから
と書けるはずです。
国語において、本文を読むことはもちろん不可欠です。
ですが、その前に問題文をじっくり読むことは、もっと不可欠です。
問題文中のヒントを読み解かないと、答えを探すなんて、とてもできません
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