【国語読解塾】第2回ROT添削

国語読解塾

こんにちは。

今日もROT添削をしていきます。

今回は指示語の内容を問う問題について。

テキストは好学出版 ウイニング3年生です。

今回は、(1)の問題を。

傍線部①の指示語の内容を問う問題です。

原則として、指示語の内容は直前に書いてあります

なので、まずは直前の文を読みましょう。

前文2~3文以内に書いてあるものがほとんどです。

次に、指示語自体に注目です。

指示語、といっても、実際は色々種類があります。

「これ」「そのこと」「それら」「この○○」などなど・・・

この指示語の内容によっても、答え方が変わります。

「これ」なら名詞、「そのこと」なら~ことで終わる、などです。

ですので、今回の生徒の解答は、ある程度分かっている故の誤答なのです。

おそらく、

指示語は「これ」なので名詞を指しているはず・・・

前文の名詞は「~とかいうことば」だ!

だから、この部分が正解のはず!

・・・と考えたのではないでしょうか。

ですが、今回は×になります。

指示語の問題でもう1つ、注意するポイントは、

問題の指示語の文章をよく読むこと

です。

傍線部①を含む文章は、「~ためだ。」で終わっています。

ということは、この文は「これ」の理由が書かれた文章だということです。

なので、「これ」の内容は「~ことば」ではない、と気付けます。

このことに気付くことができれば、

『「学ぶ」とか「学び」とかいう言葉が最近よく使われること。』

という解答が書けるはずです。

まとめると、指示語の問題は、

1、すぐあとの文章を読む

2、指示語を含む文章をよく読む

3、答え方に気を付けて、解く

と、なります。

特に2については、文末の表現にはよく注意して読みましょう。

設問を頼りに、重要なところを重点的に読む。

読解において、必要不可欠なことです。

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