こんにちは、村山です。
夏休み明けの実力テスト、そろそろどの学校も平均点や人数分布のグラフが返却されているころだと思います。
今日は、もりの里校近くの兼六中学校の3年生のグラフ分析について書いていきます。
毎度書いておりますが、私個人の分析であり、合格を保証するものではありませんので、悪しからず。
まずは平均点。
国語 68.4点
数学 47.1点
理科 43.1点
社会 48.6点
英語 56.6点
合計 264.5点
次に、高校別の目標順位と点数を。
目標順位については、以前のブログで求めた、アクタス8月号を参考にした数値を使っています。
一応、リンクも載せておきますね。
泉丘高校ボーダーライン
33位=386点前後
兼六中学校における、過去3年間の泉丘高校進学率平均はおおよそ11.6%。
これを今年の中3生に当てはめると、33位となります。
実際は金大附属高校などに進学する子もいるため、35位=380点前後くらいまでは合格可能圏と言っていいでしょう。
おおよそ、今回の合計平均+120点となります。
泉丘高校志望であれば、常にこのライン、平均点+120点以上取ることを意識しましょう。
二水高校ボーダーライン
62位=347点前後
過去3年間の、泉丘+二水の進学率平均が約21.5%。
今年の中3生に当てはめると、大体60人ほど。
石川高専に進学する子もいるので、65番=344点前後までが合格可能圏でしょうか。
今回の平均+80点ほどです。
これくらいはとれないと厳しいと思っていてください。
桜丘高校ボーダーライン
90位=319点前後
泉丘+二水+桜丘への進学率平均が、31.1%となります。
この割合だと、今年は90位前後がボーダーラインになる計算です。
ただ、例年見ていると、平均点+60点くらいがボーダーラインになることが多いので、この点数だと少し不安です。
320点以上は欲しいところです。
科目ごとの感想なども書いていきます。
・国語
平均点が高い要因は、記述問題が少なかったことや、熟語や文法の問題が比較的多かったことでしょうか。
塾の生徒たちも、多くの子が80点以上を取ってきていました。
ただ、これで油断してはいけません。
統一テストや公立入試では、記述問題がグッと増えますので、どうしても点数が伸びづらくなります。
今回、国語だけは良かった、という子は要注意です。
文章題、記述のトレーニングを欠かさないようにしましょう。
・数学
今回、多くの子が失敗したテストではないかと思います。
平均点が50点を切りましたが、おそらく学校の先生は55点~60点くらいを目安に作ったのではないでしょうか。
このテストであまりよくなかった子は、十分な計算力が身についていないということです。
統一テスト、入試に向けて計算力を磨いていきましょう。
・英語
文法問題も多く、できる子はでき、できない子はできなかったとはっきり分かれたテストだったと思います。
長文もそこまで読みにくいものではなかったかと思います。
前半の文法問題で間違いが多かった子は要注意です。
あまり振るわなかった子は、まずは単語・文法から見直ししましょう。
・理科
今回、1番平均点が低かったテストです。
生徒の答案を見ると、計算問題での失点が目立ちました。
おそらくですが、全体でもそのような傾向があったのではないでしょうか。
文章量もそこそこあり、入試過去問やそれに準ずるレベルの問題を解きなれていない子はあまり振るわなかったかな、と予想しています。
もちろん、正答率が低かった単元は復習必須です。
・社会
相変わらず記述問題が多く、かつ採点も厳しいです。
平均点の低さがそれをもの語っています。
ただ、前にも書いたように、このレベルの問題、採点に慣れていけば、必ず力になります。
常に完答を目指していきましょう。
理科と同じく、振るわなかった単元があれば、必ず復習しておきましょう。
最後に。
繰り返しにはなりますが、上記の分析は決して合格を保証するものではありません。
今回400点取れているからと言って泉丘高校に合格できるわけではないですし、320点を切っていたからと言って桜丘高校に合格できないわけではありません。
「夏は受験の天王山」と言われていますが、夏だけ頑張ればいいわけではありません。
むしろ、ここからが合格の分水嶺です。
夏の頑張りを継続できるか否か、で合格が決まります。
良かった子は油断せずに、悪かった子は腐らず、あきらめずに。
夏に頑張ったことが無駄にならないように、秋以降も努力を継続していきましょう。
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