こんにちは、村山です。
現在、絶賛夏期講習中です。
毎日満席寸前で、席のやりくりに四苦八苦しております。
さて、先日、国語塾としては見逃せない記事がありました。
読売新聞オンラインから、4月に行われた全国学力テストの結果についてです。
詳しくは上記リンクから見ていただければ、と思いますが、個人的に気になった点をいくつか挙げていきます。
中学国語では、「話す・聞く」「読む」「書く」の技能別で「読む」の正答率が最も低い48・3%となり、前年度比15・7ポイント減だった。
とあるように、「読む」技能、つまり読解力が問われる問題の正答率が低かったようです。
約半数の子が、文章の内容を半分も理解できなかった、ということでしょうか。
また、
問題形式別では記述式の正答率が46・1%と低く、無解答率が高い問題もあった。
とあるように、記述問題においても、正答率の低さが目立ったようです。
無回答、つまり空欄が目立つ問題もあったようです。
記述問題において、何を書けばいいのか分からずにそのまま解けなかった子も多かったのかもしれません。
最近危惧されているような、読解力、記述力の低下。
まさに、そういった力が足りていない、今の子供たちの現状が垣間見えるテストでした。
ただ、ここまで書いておいてなんですが、問題の難易度は年によって差があるので、一概に読解力、記述力が下がったとは言えません。
リンク先に各年のグラフもありますが、単純比較はできないでしょう。
だからと言って、安心してはいけません。
難易度に差があるとはいえ、決して難しい問題ではなかったはずです。
あくまで学力調査なので、極端に難しい問題は出ていないかと思います。
それなのに半分取れない子がたくさんいるということを考えると、読解力・記述力が不十分な子が増えているといっても過言ではないかと思います。
石川県公立入試の傾向を見ても、それらの力は必要不可欠です。
また、別記事に、SNSや動画視聴の時間と点数の関係に書いてありましたので、そちらもリンクを貼ります。
この記事の最後の文章。
中学国語では、1日あたりのSNSや動画視聴などが「30分未満」と答えた生徒の正答率は63・9%だったが、「4時間以上」の生徒は51・6%で、12・3ポイントの差が開いた。
SNSや動画視聴の時間が長いほど、正答率が下がる傾向が見られたようです。
これは多くのお母さん、お父さんのイメージ通りではないでしょうか。
まあ、SNSや動画に使う時間が長いほど勉強に使う時間は少なくなるはずなので、当たり前と言えば当たり前な気はしますが・・・。
読む力や記述との関連は書かれていませんが、これらの点数もSNSや動画視聴の時間に比例して、得点率が下がるかと思います。
昨今はSNSや動画視聴に限らず、デジタル機器の使用時間が増えています。
こういった機器の使用と子供の傾向について、少し古い記事ですが面白い記事を見つけました。
また次回、紹介しますね。
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