春期講習の内容に入る前に、まず、国語という科目について説明しようと思います。
国語。
どのようなイメージをお持ちでしょうか?
自分の考えを書く科目?
数学などとは違い、答えが1つではない科目?
ゆえに、勉強しても伸びない科目?
勉強のしようがない科目?
どれも違います。
国語はちゃんと答えがありますし、ちゃんと伸びる科目です。
ただ、数学や理科、社会のように、やればやるだけ伸びる、というものではありません。
国語は、停滞期(コツコツ期)と成長期(覚醒期)を繰り返しながら伸びる科目です。

イメージはこんな感じです。
覚醒期は、大体2~3か月続きます。
一気に伸びるので、3か月前とは別人のような読解力になっているわけです。
この覚醒期を迎えるには、コツコツと演習を積み重ねていくしかありません。
国語はやっても伸びない、と感じるのは、この覚醒期を迎える前にやめてしまっているからです。
では、停滞期(コツコツ期)はどれくらい続くのか。

停滞期なんて、短い方がいいに決まってます。
一体、どれくらい続くのか。
残念ながら、これは分かりません。
生徒によってさまざま。
数か月の子もいれば、1年、いやそれ以上かかる子も。
こればっかりはやってみないと分かりません。
ですが、完全にランダム、というわけでもありません。
停滞期が短い子には、大きく分けて3つほど特徴があります。
1、学年相応の語彙力があること
2、常識力があること
3、素直なこと
まずは1について。
国語には語彙力が必要、というのはイメージしやすいと思います。
文章の内容を理解するためには、語彙力が必要不可欠です。
ピンとこない場合は、英語の長文を想像してください。
語彙力がない子が文章を読むのは、英語の長文を読むのとそんなに変わらない、ということです。
学年相応の語彙力の獲得は、それ相応に時間がかかります。
ですので、どうしても停滞期が長くなります。
次に2について。
常識力とは、どれだけ世の中のことを知っているか、ということです。
教養、体験、経験。
そういうものがあるかないかです。
読解問題には、世の中のことが書かれています。
人は、自分が知らないことはイメージできません。
なので、知らないことがテーマだと、とたんに分からなくなるわけです。
知らないことが多い子も、国語力向上には長い目で見る必要があります。
最後に、3について。
これも1つ大事な要素です。
こちらの指示通りにできるか。
やって、といったことをちゃんとやれるか。
言われたことを続けられるか。
国語に限らず、素直であることは学力を伸ばすうえで大事な要素です。
指示を守れない場合は、どうしても時間がかかってしまいます。
春期講習では、文章読解を通して、
語彙力
常識力
を鍛えてもらいます。
素直さ、はこちらでは鍛えられないので、悪しからず。
知らない、分からない語句はとにかく調べて、使えるようになってもらう。
様々な文章を読んで、世の中のことを知ってもらう。
今回の春期講習では、その2点に重きを置きます。
もちろん、読解の仕方、記述の書き方も指導していきますが、まずは語彙力、常識力から。
停滞期を短くするための基礎を固めていく。
このことを春期講習のメインテーマとします。
停滞期を短くしたい、国語を伸ばしたい。
そうお考えの方は、ぜひお申込みください。
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期間:3月24日~4月5日から計5日間、10時間
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