春期講習の説明の前に、まず、下記をお読みください。
なぜ、国語なのか、ということを説明していきます。
まず、直近5年の公立高校入試平均点を載せます。

今年度(2025年度)の平均点は、おそらく4月末ごろに公開されるかと思います。
国語の平均点に注目すると、他の科目と比べてかなり高いです。
どの年においても、最も平均が高くなっています。
この表を見て、こう思いませんでしたか?
「これだけ平均点が高いのであれば、勉強する必要はないのでは?」
確かに、中堅高を目指すのであれば、大した勉強はいらないと思います。
しかし、上位校を目指すのであれば、避けては通れません。
根拠を、以下に書きます。

上記は、2024年度の第1回統一テストの点数分布グラフです。
それぞれ、平均点は
国語 47
数学 46
英語 45
理科 54
社会 51
合計 245
です。
少し見にくいですが、上位層(70点~)の人数分布に注目してください。

明らかに国語だけ、上位層が少ないです。
このグラフの1目盛りが2.5%なので、70点以上を取れた人数は、おおよそ10%ほどです。
他教科を見てみると、英語数学ともに15~16%ほどは70点以上を取れています。
このことから、国語は高得点をとるのが難しい科目、差がつきにくい科目だといえます。
2024年度泉丘高校のボーダーラインは375点前後。
平均点が259点だったので、差異は116点。
平均+130点取れれば、安全圏です。
これを5教科で割って、1教科あたり、平均+26点必要となります。
二水高校の場合は、325点前後。
平均との差異は66点。
昨年度は少し低いですが、例年、平均+100点が安全圏となります。
各科目、平均+20点が必要です。
つまり、上位校を考えているのであれば、
他の科目より差がつきにくい国語で、
平均点+20点以上を取らないといけない
ということです。
ちなみに、国語の平均点が高くなりやすいのは
・漢字や文法など、解きやすい知識問題の出題
・記述問題の中間点による加点
・ある程度の得点が見込める作文問題の出題
が要因だと考えています。
入試と比べて統一テストの平均が低いのは、得点源となる作文問題が出題されず、代わりに問題量が増える、といったことが原因でしょう。
では、どこで+20点以上の差をつけるのか。
それには、次の3つのことが必要です。
・選択問題を8割以上正答
・複数の記述問題の完答
・作文問題の完答
当然ですが、これらは読解力、記述力なくしてできるものではありません。
さらに、石川県の公立入試では、他科目においても文章量、記述問題の増加が見られます。
もちろん、これらを解く際にも読解力、記述力は必要です。
当然、高得点をとるにはそういった問題を解かないといけないわけです。
すなわち、
国語ができないと、上位校に合格できないのです。
言い過ぎ、と感じたかもしれませんが、まぎれもない事実です。
国語ができない子は、淘汰されてしまうようになってきています。
長くなりましたが、ここから春期講習内容について説明します。
新中3生には、まず入試問題と同傾向の問題にチャレンジしてもらいます。
最終的に、どういうレベルの問題を解かないといけないか、分かってもらうためです。
その後は、文章題を期間中に20題、解きます。
講師の添削、解説を通して、読解力、記述力の基礎を身に付けてもらいます。
最後に、もう一度実戦問題にチャレンジです。
読解力、記述力を養うには、時間がかかります(こちらのページもご覧ください)。
この春では、今後、国語を伸ばすための基礎を固めます。
国語が苦手な方、特に上位校を目指している方は、ぜひお申込み下さい。
新中3対象
公立高校入試国語対策講座
期間:3月24~4月5日から計5日間、15時間
費用:33,000円(税込み、教材費込み)
内容:公立入試に準ずる問題に触れ、8割以上獲得するための基礎力をつける
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