WBC、野球の世界大会。
本日の決勝戦で、日本はアメリカに勝ち、世界一になったのは皆さんご存じですよね。
ちなみに、アメリカの選手たち。
年俸、つまり1年間のお給料の合計は
500億円
になるそうなのです。
それだけの一流選手揃い、ということです。
(ちなみに日本選手は141億円だそうです。メジャーリーガーの大谷翔平選手約40億円、ダルビッシュ有選手約32億円、吉田正尚選手約20億円、の3人で90億円超えているので、いやはや・・・)
「ご、ご、500億円!??そんなの敵う訳ない・・・・・」
「給料が3倍以上違うから、もう負けて当然」
そう思ったら負けます。
「給料は3分の1でも俺たちの方が絶対に強いんだ!!」
「俺たちが全員メジャーリーグに行ったら700億円くらいもらえるぜ!」
こう思ったかは知りません。
が、数字やネームバリューに負けなかったからこそ、今日の勝利があります。
「泉丘高校を目指すとか無理に決まってるやん」
「金大附属!?雲の上や!!」
「偏差値50ちょいしかないのに60以上になるなんて不可能」
こう思ったら、受験で勝てないし、伸びません。
今こそ、侍ジャパンの心意気から学ぶのです。
今日も大谷翔平選手が言っていました。
「今日はアメリカの選手への憧れは捨てましょう。」
憧れは、畏怖の感情から生まれます。
畏怖、つまり尊敬と恐怖のミックスした感情。
憧れは、裏には恐怖の感情も生みますので、勝負に勝てないです。
泉丘高校?
二水高校?
金大附属?
東大?京大?医学部?
何するものぞ、自分なら合格して当然よ!!
この気持ちで臨まないといけません。
500億円の銀が最強軍団と言われていたアメリカチーム。
まず気持ちで負けてはいけない、ということです。
あとは、昨日の準決勝メキシコ戦。
試合の流れは、正直、負け試合でした。
私も「ああ、準決勝で負けかな」と思いました。
しかし。
諦めの悪い日本選手が4人いたのですね。
大谷翔平選手、吉田正尚選手、周東選手、そして逆転のヒットを打った村上宗隆選手(村神様ですね)。
首の皮一枚つながった、それもぺらっぺらの一枚しかつながっていませんでした。
風が吹けばプチっとちぎれる皮一枚でした。
そんな状況で、大谷選手が塁に出て、吉田選手も出て、吉田選手の代わりに走ることになった周東選手が出て、そして村神様がドカンと打って、大谷選手と周東選手がホームに帰ってきて2点で逆転。
99.9%負ける状況なのに、勝利を信じて全力を尽くした4人。
私は叫びましたよ、「しゅーとーーーーー!!!!」って。
受験も同じです。
D判定、E判定で受験を迎えたら。
首の皮なんてつながってない、と思うかもしれません。
でも、もしかしたら、昨日の侍ジャパンのようにぺらっぺらの皮が一枚つながっているかもしれない。
それを信じて、諦めの悪い奴になれば、合格が見えてきます。
全勝で世界一になった。
なんて書くと、苦も無く世界一になれた感じがします。
が、決勝、準決勝、いうなれば準々決勝のイタリア戦も、かなり苦しい局面が沢山ありました。
諦めてしまいたくなる場面が多数ありました。
それを諦めず、勝利を信じていたからこそ、今日の世界一の結果があります。
受験も同じなのです。
1年間、山あり谷あり。
それでも諦めず、合格を信じて突き進む。
こうやって強くなる。
強くなるから合格できる。
最後に。
大谷翔平選手の、メキシコ戦でのコメント。
細かい言葉は忘れましたが、9回裏のツーベースヒットを打ったことへのコメントで、
「塁に出ると決めていたので、あとは後ろのバッターに任せようと思っていました」
というものがありました。
つまりですね。
「塁に出れたらいいな」と思ってないのです。
「塁に出ることを決めて」打席に立っていたのです。
受験も。
「合格出来たらいいな」と思っていてはダメです。
「合格することを決めて」臨みましょう。
最後の最後に、野球ファンなら覚えているであろう2009年WBCイチロー選手の逆転ヒット。
あの時のイチローさんも
「ヒーローインタビューで何て答えよう??」
と思っていたそうです。
打つことを決めて臨んだからこそ、あのセンター返しのヒットが生まれたのです。
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